「ぶいすぽっ!」AIイラストのファンアートに注意喚起 国内3位のVTuberグループ

「ぶいすぽっ!」AIイラストのファンアートに注意喚起 国内3位のVTuberグループ
「ぶいすぽっ!」AIイラストのファンアートに注意喚起 国内3位のVTuberグループ

ぶいすぽっ!

バーチャルYouTuber(VTuber)/e-Sportsプロジェクト「ぶいすぽっ!」運営が、「当プロジェクトのファンアートに関するお願い」と題した声明を10月28日(金)にTwitterで発表。

画像生成AIなどAI技術を使用したイラストを、Twitterにファンアートのハッシュタグを付けて投稿することを控えるように呼びかけた。

その理由について「ぶいすぽっ!」運営は、ファンアートは「配信におけるサムネイル等に使用することやSNS等で取り上げること」があると説明。「権利が明確ではないファンアートを活用することを防止する」「AIが作成したイラストか否かを見分ける」ため、ファンに協力を呼びかけたという。

国内第3位のVTuber事務所がAIによるファンアートに注意喚起

【ぶいすぽっ!】Blessing ~12人で歌ってみた~
「ぶいすぽっ!」は、バーチャルエンターテイメントが運営するVirtual eSportsプロジェクト。

2022年2月にグループ全体でYouTubeチャンネル登録者数の合計が774inc.を上回り、カバーのホロライブやANYCOLORのにじさんじに次ぐ、国内のVTuberグループ・事務所で第3位の位置づけとなった。

画像生成AIを使用したファンアートについては、ホロライブ所属のVTuber・夏色まつりさんが自身のTwitterで注意喚起したことをはじめ、タレント個々人がそれぞれの考えをもとに独自のルールを周知するケースが多かった。

今回のようにグループ全体として方針を示すのは珍しい。「ぶいすぽっ!」は3強の一角なだけに、VTuberシーン全体へ相応の影響を与えそうだ。

画像生成AIに影響を受けるVTuberのファンアート文化

ファンアートや切り抜き動画など、VTuberカルチャーの成長の一端を担ってきた2次創作文化。

特にファンアートについては、VTuber自身がサムネイルなどに二次利用する風土が形成されている。視聴者サイドは応援しているタレントにファンアートを使用してもらえる、VTuberサイドは無償でファンアートを活動に使用できるというwin-winの関係が築き上げられてきた。

しかし、「NovelAI Diffusion」「Stable Diffusion」「Midjourney」といった画像生成AIが流行する昨今。Twitterでは画像生成AIで生成したと思われるファンアートが散見されており、VTuberカルチャーも少なからず影響を受けている。

ぶいすぽっ!運営の声明「当プロジェクトのファンアートに関するお願い」

平素よりぶいすぽを応援いただきありがとうございます。
二次創作活動により当プロジェクトにご協力いただいている皆様には、この場を借りて改めて感謝申し上げます。
この度は、ファンアートのSNS等への投稿方法に関してアナウンスさせていただきたく存じます。
ご協力いただきたい点としましては、ファンアートタグを付けて投稿するイラストは、AI技術を使用せずに制作したもののみとしていただきますようお願いいたします。
ファンアートは、当プロジェクトでも配信におけるサムネイル等に使用することやSNS等で取り上げることがあるため、下記の観点から、ファンアートタグを付けて投稿するイラストを限定していただきたく存じます。

・権利が明確ではないファンアートを活用することを防止する観点
・AIが作成したイラストか否かを見分ける観点

ご理解ご協力のほど、 何卒よろしくお願いいたします。


ぶいすぽ運営 【当プロジェクトのファンアートに関するお願い】|ぶいすぽっ!【公式】Twitter

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