買収金額は約440億ドル(執筆現在の日本円で約6兆4000億円)。Twitter社は株式非公開企業となる。
Bloombergは匿名の情報提供者からの情報をもとに、イーロン・マスクさんが最高経営責任者のパラグ・アグラワル(Parag Agrawa)さん、最高財務責任者のネッド・シーガル(Ned Segal)さん、法務・ポリシーなどを担当するビジャヤ・ガッデ(Vijaya Gadd)さんら経営幹部を解雇したと報じている。
イーロン・マスク、7月に買収を撤回 一転して10月に再提案
4月に発表されていたイーロン・マスクさんのTwitter社の買収。しかし、7月にイーロン・マスクさんは、Twitter社が全ユーザーの5%未満としたスパムや偽アカウントの数を裏付ける情報提供に応じず、重大な契約違反があったとして買収の撤回を表明。対して、Twitter社は、その主張が事実に反するとし、合意に沿って買収を進めるように提訴を行っていた(外部リンク)。
その後10月に、イーロン・マスクさんは当初の条件で買収を再提案していたことが報じられていた(外部リンク)。
イーロン・マスク「言論の自由は民主主義に不可欠」
イーロン・マスクさんは、テスラ・モーターズのCEOをつとめ、ロケットの設計・製造などを行うスペースXを設立した、“世界最高の起業家”とも呼ばれる大富豪。執筆現在、世界の富豪ランキング「Bloomberg Billionaires Index」で1位を記録している(外部リンク)。4月にTwitter社が発表したプレスリリースの中でイーロン・マスクさんは、SNSプラットフォーム・Twitterを「言論の自由は民主主義が機能するための基盤であり、Twitterは人類の未来にとって不可欠な事柄が議論されるデジタルな町の広場です」と評価。
「新機能のアップデート、アルゴリズムのオープンソース化による信頼性の向上、スパムボットの撃退、すべての人間の認証によって、Twitterをこれまで以上に良くしていきたいと考えています」と、今後の方針を述べていた。
"Free speech is the bedrock of a functioning democracy, and Twitter is the digital town square where matters vital to the future of humanity are debated," said Mr. Musk. "I also want to make Twitter better than ever by enhancing the product with new features, making the algorithms open source to increase trust, defeating the spam bots, and authenticating all humans. Twitter has tremendous potential – I look forward to working with the company and the community of users to unlock it." Twitter社のリリース「Elon Musk to Acquire Twitter」から
この記事どう思う?
0件のコメント