Xが10月17日、ブロック機能の仕様を変更することを発表した。
現在のブロック機能は、相手のアカウントから自分の投稿へのいいねやリポストをできなくするほか、閲覧も不可能にする仕様となっている。
しかし今後は、相手のアカウントをブロックした場合でも、相手からは自分の投稿を見ることができるようになる。
イーロン・マスクも言及していたブロック機能の変更
Xのオーナー兼最高技術責任者(CTO)であるイーロン・マスクさんはブロック機能について度々言及。
2023年にもブロック機能とミュート機能についての変更を予告。直近の2024年9月24日には、他のユーザーにリプライする形で今回の仕様変更について説明していた。
今回、Xのアプリ内通知にて「まもなくブロックが変わります」というお知らせが表示された。
「ポストを公開に設定している場合、ブロックしたアカウントはポストを表示できるようになりますが、エンゲージメントを行うことはできません。ポストを表示できるユーザーを制限する必要がある場合は、引き続きアカウントを非公開にできます」と説明している。
プライバシーへの懸念や「先行ブロック」ができなくなることへの批判も
また、Xでは@XEngのアカウントを通じて今回の仕様変更の背景を説明。
これによれば、現在のブロック機能はブロックした相手に何を投稿しているか見えなくするため、ブロック相手に関する有害な情報や個人情報を投稿する目的にも使用されているという。
今回の変更は、透明性を向上させ、そうした行為が行われているか確認できるようにすることが狙いだと説明している。
この変更に対しユーザーからは、プライバシーの問題を懸念する声や、相手から見えなくすることで争いを避ける「先行ブロック」と呼ばれる使い方ができなくなることに困惑する意見等が噴出している。
また、同タイミングで生成AIに関する規約変更も再び話題に。こうした変更のなかで、Xでは移転先としてMisskeyやBlueskyといった他SNSの名前がトレンド入りを果たしている。
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