サンリオが、XRクリエイティブ企業・Gugenkaの株式取得/子会社化したことを7月28日に発表した。
サンリオは今回の子会社化について、“グローバルIPプラットフォーマー”を目指す過程での集中投資であり、デジタル分野の制作/販売機能や、IPホルダー向けの営業力の相互強化、リアル・デジタルのクロスセル実現などが狙いである旨を発表している。
XRグッズやイベントを手掛けるクリエイティブ企業・Gugenka
Gugenkaは新潟市に拠点を置く企業。XR技術を活用した、日本のアニメコンテンツを活用したデジタルグッズ制作/販売、およびイベントなどの企画/制作を主業務としている。
代表的なプロダクトは、デジタルフィギュア「HoloModels」、アバター作成アプリ「MakeAvatar」、VRゲーム『QuantanoID』など。
ソーシャルVRサービス「VRChat」公式パートナー企業の一つでもあり、「VRChat」を舞台にしたイベントを数多く企画/制作している。
なお、Gugenkaについては2024年3月1日に、「すとぷり」運営のSTPRが株式取得。同社のグループ傘下となっていた(外部リンク)。
Gugenkaが企画制作を担当 サンリオのVRChatイベント「Sanrio Virtual Festival」
Gugenkaは2021年から、サンリオ主催のメタバースイベント「Sanrio Virtual Festival」で企画制作を担当。
「Sanrio Virtual Festival」は、「VRChat」を舞台に開催。ジャンルを超えたアーティストのライブや、気鋭のクリエイターが手掛けるVRコンテンツなどが話題を呼んでいる。
VTuber/VRアーティストのキヌさんを筆頭に、このイベントを契機に見出された才能も多く、企業主催のVRイベントの代表格となりつつある。
今回のサンリオによるGugenka子会社化は、少なからず「Sanrio Virtual Festival」の企画/制作体制の強化を見据えたものと推測される。
より密になった両社は、今後どのような企画を打ち出していくだろうか。

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