サンリオが2月26日、株式会社スタジオコメットから提訴されたキャラクター・クロミの著作権等の侵害に関する訴訟について声明を発表した。
キャラクター・クロミを巡っては、アニメ制作会社・スタジオコメットが著作者人格権に関する訴訟を提起。「クロミは当社に所属するアニメーターがデザインしたキャラクターなのです。アニメーターが生み出したものは所属先である当社の著作物にあたります」として、デイリー新潮が訴訟に至る経緯を報じている(外部リンク)。
サンリオ社の声明では「『クロミ』の著作権は関連する契約等によって明確に当社に帰属しており、また、著作者人格権についても適切に処理されている」と主張。「今後も司法の場で当社の立場を明確に伝えて」いくと説明している。
アニメ制作会社は「TVアニメ制作時にデザインをした」とサンリオ社を提訴
アニメ制作会社・スタジオコメットが2024年6月、「クロミ」の著作権侵害等の訴訟を提起したことが本件の発端となっている。
スタジオコメット社の主張によれば、「クロミ」は2005年から2006年に放送されたTVアニメ『おねがいマイメロディ』の制作に際して、スタジオコメット社のアニメーターである宮川知子さんがデザインしたものだという。
「クロミ」はマイメロディのライバルを自称するアニメオリジナルキャラクターとして『おねがいマイメロディ』に登場。
以降はキャラクターグッズなどの展開がサンリオ社によって行なわれており、7月には20周年を記念したアニメーション作品の公開がNetflixにて予定されている。
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