Misskey

みすきー

Misskeyとは、Webエンジニア・しゅいろさんらによって2014年より開発されている、TwitterのようなSNSサービスを実現するためのオープンソースのソフトウェア。ソフトがオープンソースで公開されており、知識さえあれば誰でもMisskeyのサーバーを立てることが出来る。

Misskey

Misskeyとは

Misskeyとは、日本のWebエンジニア・しゅいろさんらによって2014年より開発されている、TwitterのようなSNSサービスを実現するためのオープンソースのソフトウェア。TypeScriptなどによりプログラミングされていて、2023年7月現在日本語や英語など28の言語に対応している。

厳密にはMisskeyは具体的なサービスの名前ではないが、開発者本人のブログ上で「『Misskeyを使用したサービス』のことを単に『Misskey』と呼ぶユーザーも多い」と言及がされている。なお、Misskeyという名前は、開発者のsyuilo(しゅいろ)が当時聴いていたアーティスト・May'nの楽曲、Brain Diverの歌詞に由来している。

開発当初は掲示板がメインのサービスであったが、後にタイムライン機能をメインとした開発を進めるようになる。2018年より分散型のSNSになり、より多くのユーザーが参加するようになった。

Misskeyの開発は個人で行われており、開発メンバーも基本的にはボランティア。

また、サーバー間の通信プロトコルにActivityPubが使用されている。このため、Misskeyのサーバー間だけでなく、Mastodonなどの他のミニブログ型SNSとの通信が可能になっている。

2023年7月、コミッションサービス・SkebはMisskey開発チームのスポンサーに就任したことを発表。Skeb自体はMisskeyサーバーの開設は予定していないものの、かつてのSkebと同じ個人開発というスタイルのMisskeyを応援するスタンスであることを公言した。

ポストTwitterとしての「Misskey」

イーロン・マスクがTwitterのCEOに就任して以降、劇的な改革が相次いだTwitterのユーザー内では、Twitterに代わるSNSを探す動きが広まっていた。そんな中、2023年2月にガジェットを専門にしたブログメディア「すまほん!!」がMisskeyを紹介したことで爆発的にユーザーが流入。新規ユーザーの登録制限などの措置が取られた(数日後に解除)。

140文字が文字数の上限となっているTwitterと比べ文字数制限が3000文字と緩く、画像や動画の他にもオーディオなど任意のファイルを添付することが出来るようになっている。また、SlackやDiscordのように絵文字でリアクションが可能だ。

また、絵文字を組み合わせた投稿も可能になっており、世界最大のMisskeyインスタンス(=サーバー)の「Misskey.io」では詩人・与謝野晶子のスタンプや「レターパックで現金送れは全て詐欺です」といった文言がネットミーム化。
2023年7月、Twitter上でのAPI制限がされた際には、にじさんじ所属のVTuber・周央サンゴがMisskeyのことを「与謝野晶子が治める土地」と言及するなど、ネット上ではMisskey=与謝野晶子という印象が大きくなっている。

なお、実際には与謝野晶子で盛り上がっているのは「Misskey.io」だけであり、そのほかのサーバーではまた別の文化が形成されている。

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