「水没ジオラマ」のMASAKIが初個展 侘しい廃墟の情景を生み出す巧みの技

「水没ジオラマ」のMASAKIが初個展 侘しい廃墟の情景を生み出す巧みの技
「水没ジオラマ」のMASAKIが初個展 侘しい廃墟の情景を生み出す巧みの技

MASAKIさん作品展「水没した世界のジオラマ」/画像はすべてMASAKIさんからの提供

水没した廃墟などのジオラマを制作しているMASAKIさんの作品展「水没した世界のジオラマ」が、谷中のギャラリー・HOW HOUSE EASTで開催される。

会期は8月18日(木)から28日(日)まで。各日11時から17時までオープン。8月22日(月)は休廊予定。

会場では、MASAKIさんがこれまでに制作してきたジオラマの展示と販売、ジオラマを撮り下ろしたフルカラー作品集の販売が行われる。

MASAKIさんによるジオラマ作品①

MASAKIさんによるジオラマ作品②

販売される作品集

初の個展開催に向けてのコメント

今年で子供の頃に親しんだ模型製作に出戻ってから15年になります。
単品の模型では満足できず、その周りにある風景を描きたいという流れで情景(ジオラマ)制作をしてきました。
最初は市販の模型をカッコ良く見せるための背景でしかありませんでしたが、1作目の水没ジオラマである【Under the Sea】をきっかけに独自の世界観の表現へと向かいました。

特に水と廃墟の表現が楽しく、これまでに幾つかの作品を制作してきました。
暗く重い感じには、しないという思いで制作していますが上手く伝わっていると嬉しいです。

今回、人生初の個展では、その水と廃墟に焦点を当てた作品を中心に展示させて頂きました。

楽しんで頂ければ幸いです。
                
MASAKI(関 真生)

作品の背景を想像させるジオラマのクオリティ

本業であるCG・映像制作で培った技術も活かして、趣味としてジオラマを制作してきたMASAKIさん。

そのクオリティは折り紙付きで、思わず作品の背景を想像してしまうようなシチュエーションを精巧な技術で表現。この場所がどこかにあるのではないか、と感じさせる作品を発表している。 2021年7月には、ジオラマに特化したスペインの模型雑誌『DIORAMAG(ディオラマグ)』に、MASAKIさんの作品が8ページに渡って掲載、さらに背表紙にも登場した。

また、電飾を使用したライトアップも計算に入れた作品もあり、リモコンのボタン一つで様々な表情を見せてくれる。 なお、近々引っ越す予定があり関東での個展開催が今後行われるかは未定とのこと。

関東圏在住で作品を間近で見たいという人は、この機会を逃さないようにしたい。
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