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連載 | #377 ポップな画像を紹介してみた

視える人にしか視えない「ARタトゥー」 デザインが浮かぶポップなシール

画像はヘルミッペさんからの提供

現実世界を仮想的に拡張するAR(Augmented Reality/拡張現実)技術は、様々な形で日常に驚きをもたらすテクノロジーとして発展してきました。

特にスマホゲーム『ポケモンGO』の大ヒットでよく知られるようになりましたが、今や個人がAR技術を活用して作品を発表するのも当たり前になっています。

今回はそのなかのひとつ、タトゥーシールとARを組み合わせた「ARタトゥー」の作品をTwitterで公開したアーティスト・ヘルミッペ(Hermippe)さんにインタビュー。

ヘルミッペさんが制作したタトゥーシール(外部リンク)にInstagramのエフェクトを通すと、ARでタトゥーシールのデザインが浮かび上がり点滅するなど、ポップな演出が現れます。このアイデアを思いついたきっかけやこだわりを聞きました。

アナログのタトゥーシールにデジタルの手法で付加価値を

──過去にもARエフェクトを使った動画を公開されていますが、今回の「ARタトゥー」を思いついたきっかけはどのようなものでしたか?

ヘルミッペ 付加価値をつけるタイミングをずらしたいと思ったのがきっかけでした。

Webサイトなどはサービスの開始から段階的に内容をアップデートしていくことが普通ですが、そういったデジタルならではの方法を、アナログのタトゥーシールでも活用したいと考えたんです。

──その付加価値がARでの表現になったんですね。

ヘルミッペ はい。表現としては、タトゥーは皮膚にレイヤーを追加していく印象があります。

それをさらに拡張する場合、そのレイヤー感を強調できると面白い効果になるのではと思い、平面的なドット絵を重ねて表現することを思いつきました。

ネイルチップにもARを活用?

──その表現についてこだわった点や難しかった点はありますか?

ヘルミッペ タトゥーシールとの相性で、読み取り精度に不安がある部分が難しかったです。絵と背景の間の色の差で画像を認識するので、皮膚の色や貼る場所によっては読み取りにくくなることがあるので。

使ってくれた人から要望があれば、肌の色が濃い人や薄い人、貼る場所を指定したタイプのエフェクトをつくるかもしれません。

また、ほとんどを他人に委ねているのが面白いと思っています。タトゥーシールも委託販売ですし、使われるのは人の肌で、エフェクト自体はInstagram上にあるので。 ──今回の「ARタトゥー」で使われたアニメーションを活用したい、タトゥーシール以外のファッションアイテムはありますか?

ヘルミッペ ネイルチップで活用してみたいですね。もともと爪がカスタムされている様子には違和感があったんですが、広く受け入れられていますよね。

あれが不思議なんですが、「奇抜なはずの装飾された爪が世間に馴染んでいる様子」「フィルターを通した人だけがさらにそれが拡張されている様子を見る」というような、同じものを見ているのに、受け取る情報が違っている状態を表現してみたいです。

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日夜生み出されるポップな画像たちを短く紹介する人気連載。 ソーシャルメディアやまとめブログ、バイラルメディアなど、 画像系コンテンツへの注目は常に集まっていますが、 KAI-YOUでは「POP」を軸に、話題の画像を紹介していきます。

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