総務省「Web3/メタバース」研究会を発足 バーチャル美少女ねむが資料提供

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総務省「Web3/メタバース」研究会を発足 バーチャル美少女ねむが資料提供
総務省「Web3/メタバース」研究会を発足 バーチャル美少女ねむが資料提供

バーチャル美少女ねむさん

総務省の「Web3時代に向けたメタバース等の利活用に関する研究会」が、第1回となる研究会を8月1日に開催。

バーチャルYouTuber(VTuber)/メタバース文化エバンジェリストのバーチャル美少女ねむさんが、事務局資料への写真提供を行った。

また、研究会資料では「Web3」「メタバース」に関して混同するような記載があり、一部で不安の声が上がっていた。本記事では、事務局の見解を併せて紹介する。

バーチャル美少女ねむが総務省に写真提供

「Web3時代に向けたメタバース等の利活用に関する研究会」第1回事務局資料/画像は総務省公式サイトより

7月13日、総務省は「Web3時代に向けたメタバース等の利活用に関する研究会」の発足を発表した(外部リンク)。

8月1日に行われた第1回研究会。その事務局資料内のスライド「メタバース等の様々な利活用」において、バーチャル美少女ねむさんは、Music Vketでの路上ライブとVR飲み会の実際の写真を著書『メタバース進化論』(技術評論社)より提供した。
参考:バーチャル路上コンサート
参考:メタバース飲み会

「Web3≠メタバース」では? 不安の声も

「Web3時代に向けたメタバース等の利活用に関する研究会」第1回事務局資料/画像は総務省公式サイトより

一方、資料の中では、全く別の概念である「Web3」と「メタバース」の理解が混同しているのような記述が見受けられ、不安の声も上がっていた。

事務局資料の骨子は仮想空間である「メタバース」の利活用であるにも関わらず、唐突にWeb3の話が挿入されており、その中で「Web3時代のデバイス」として「VR/AR/MRデバイス」が挙げられていた(「?」が付いているが…)。

また、そもそも研究会の名称も、「Web3時代に向けたメタバース等の利活用に関する研究会」になってしまっている(「Web3時代」と「メタバース」は関係あるのだろうか)。 以上について、バーチャル美少女ねむさんが事務局に確認したところ、該当資料については修正できないものの「研究会としてもWeb3とメタバースは別概念として認識しており、誤解を招かないように今後の説明等の際にもこの点留意したい」という旨の回答があった。

最近でも、『いちばんやさしいWeb3の教本』(インプレス)で、用語の解説に誤りがあり回収となったことが記憶に新しい(外部リンク)。こちらでも「ブロックチェーンで構築されたメタバース」「メタバースはブロックチェーンが使われている」という実情からかけ離れた記述があり問題視されていた。

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