「Web3」「メタバース」とは?
「Web3」はブロックチェーン技術を用いた分散型インターネットのこと。一方で「メタバース」はオンラインの3次元仮想空間のこと。これらは全く別の概念である。「Web3」については、提唱者であるEtheriumの創設者ギャビン・ウッド氏の記事が非常に参考になる(外部リンク)
もちろん、定義が固まった言葉ではない。とはいえ「ブロックチェーン技術の上に分散型インターネットを構築する」という部分はブレない部分で、VR/AR技術がWeb3の要件であるとされることはほとんどないはずだ。
※参考:Web3.0とはどの様なものかをギャビン・ウッド氏のブログから学ぶ | 一般社団法人日本暗号通貨技能検定協会
「メタバース」も細かい定義が定まっている訳ではないものの、VRゴーグルで仮想世界に没入するSF小説『スノウ・クラッシュ』が初出の言葉であり、「オンラインの三次元仮想空間」のことを指す部分は概ねブレない部分である。
現状「メタバース」と呼ばれているサービスのほとんどは、処理速度の低いブロックチェーン上で実現できるようなものではなく、全て既存の中央集権的なサーバーのインフラの上に構築されているものだ。
「Web3」「メタバース」の混同 欧米でも問題視
欧米でも、「Web3」と「メタバース」とメディアなどででごちゃまぜに喧伝されて混乱が広がっている。7月25日には、メタバース領域の著名な投資家であるマシュー・ボールさんが見解を発表するに至り話題となった(外部リンク)。もちろん、「Web3」と「メタバース」を融合させるメリットがありうることも否定しない。しかし、技術の活用は正しい理解から始まるものだ。相乗効果を語る文脈以外で「単に新しい技術領域だから」という理由でこれらをごちゃまぜに語るのはナンセンスである。
今回総務省がメタバースに着目してくれたのはとてもよい機会であり、誤解が払拭されて、より現実的な活用に向けた議論が加速することを期待する。
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バーチャル美少女ねむ
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