クラファン「CAMPFIRE」支援金から約2500万円の横領 元社員が不正送金

クラファン「CAMPFIRE」支援金から約2500万円の横領 元社員が不正送金
クラファン「CAMPFIRE」支援金から約2500万円の横領 元社員が不正送金

CAMPFIRE

クラウドファンディングサービス・CAMPFIREを運営する株式会社CAMPFIREが、元社員(2020年末に退職)によって横領が行われていたことを公表した。同社は公式サイトで、刑事捜査への影響などを鑑みて、詳細の公表を控えていたと説明している。

横領が行われたのは2019年。株式会社CAMPFIREの銀行口座から元社員の銀行口座へ送金が行われた。送金された総額は約2500万円であることが、同社の公式サイトで明らかになっている(外部リンク)。

読売新聞朝日新聞は、不正送金されたのはCAMPFIREを通じて集まった支援金を含むと報道している。

横領によるCAMPFIRE利用への影響はなしと説明

クラウドファンディングそのものが信用・信頼を基盤にしたサービスだけに、横領が行われてしまった事実は少なくないイメージの損失となるが、株式会社CAMPFIREはサービス利用への影響はないと発表。

この横領によって、CAMPFIREを通じて集められた資金がプロジェクトの起案者に届けられていないケースは発生していないと説明している。

また、発生原因などに関する調査はすでに実施されており、再発防止への一定の対策は完了しているという。

ポップカルチャーからまちづくりまで支えるCAMPFIRE

映画や舞台の制作資金や漫画・書籍の出版から、まちづくり・地域活性化やソーシャルグッドまで、幅広い分野を対象にプロジェクトを発表できる国内最大のクラウドファンディング・CAMPFIRE。

アイデア次第で、個人でも数百〜数千万円といった単位で資金を集めることも可能となるクラウドファンディングという業態を日本に浸透させた先駆者として知られており、6月2日に11周年を迎えた。

ポップカルチャーへの貢献も大きく、クリエイティブレーベル・KAMITSUBAKI STUDIOのオリジナルIPプロジェクト「神椿市建設中。」や、人気のTRPGシナリオ『カタシロ』の舞台化プロジェクトは、CAMPFIREでの支援を足がかりに現在も進められている。 また、コロナ禍においては、苦境に立たされた事業者を支えるプロジェクトを2020年2月の段階で立ち上げ、多くの事業者をサポート

同時期には、ヒップホップクルー・BAD HOPの横浜アリーナ無観客ライブへの支援や、系列店3店舗の閉店を発表したclubasiaの存続支援プロジェクトなど、コロナ禍で特に苦しい時期を過ごした音楽関係のプロジェクトも軒並み目標金額を達成したことで話題になった。

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