2022年5月28日。各所で激しい雨が降り注いだ前日とはうってかわって、透き通るような晴天に恵まれた絶好の文化祭日和。
そんな日にヒューリックホール東京で開催されたのが、イラストレーターにしてバーチャルYouTuber(VTuber)・しぐれういさんによる初のリアルイベント「うい・おん・すてーじ -雨上がりの文化祭-」だ。
ライトノベル『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』のイラストや、ホロライブ所属のVTuber・大空スバルさんのキャラクターデザインを担当。アートブック『ILLUSTRATION』『絵師100人』『VISIONS』に選出されるなど、イラストレーターとしての活躍が華々しいしぐれういさん。
しかし、“娘”である大空スバルさんに導かれるまま始めた配信活動でも才能が開花。
VTuberとしての活動は3周年を迎え、執筆現在YouTubeのチャンネル登録者数は70万人以上。お絵かき配信やトーク配信、ゲーム実況、「歌ってみた」などバラエティに富んだ企画に挑戦したり、様々なVTuberとコラボしたりと、溢れるクリエイティビティを存分に発揮している。 そんな唯一無二の才覚を輝かせるしぐれういさんの「うい・おん・すてーじ -雨上がりの文化祭-」は、タイトルにある通り「文化祭」がモチーフ。大空スバルさんに加えて、にじさんじ・舞元啓介さんやホロライブ・角巻わためさんといった交流の深いゲストも集結した豪華なお祭りとなった。うい・おん・すてーじ
メインタイトルに掲げられた「うい・おん・すてーじ」は、約2年前に配信されたしぐれういさん初の歌配信と同一のタイトル。いまや伝説と化した配信と同じ名を冠することに、並々ならぬ覚悟を感じさせる。
今回はその祝祭の模様をレポートしていく。
【画像】「うい・おん・すてーじ」フォトレポート(40枚) 取材・文:オグマフミヤ 撮影:Diora 編集:都築陵佑
入場するとエントランスの各所が風船や傘でデコレーションされており、はやくも文化祭ムードは全開。しぐれういさんの等身大パネルやファンと盟友たちからのフラワースタンドも飾られており、会場のどこを見ても幸福感で満ちていた。 しかし、メインステージはそれ以上にカラフルで豪華な仕上がりに。ステージ上空に輝くライブタイトルと電飾たちの放つ光が、幕開けの時を待ち望む会場を穏やかに照らしていると、開演前の諸注意がアナウンスされる。
VTuberのライブイベントでは、本人や縁のある人々によるユーモアあふれる影アナウンスが定番なのだが、あえておふざけなしでやり切り、最後まで正体を隠していたのが犬山たまきさん。出演ゲストとして予告されてはいなかったが、しぐれういさんと同じく絵描きでVTuberという境遇を持つ戦友の登場に、会場の期待がさらに高まった。 そしていよいよ開演。絵の具や風船といったモチーフが散りばめられた賑やかなオープニングムービーが流れてカウントダウンが始まる。
勢いよくライブタイトルが現れそのままド派手にスタートかと思いきや、ステージ上に寝転がった姿のしぐれういさんが登場。目覚ましの音で起き上がると「やばっ!今日文化祭だったのに寝坊しちゃった!猛ダッシュで学校に向かうぞ!」と大慌て。 「一体何が起きているんだ?」とオーディエンスが見守る中始まったのは、いきなりのライブパート。曲は「ぶる~べりぃ♡とれいん」! しぐれういさんが愛してやまない「ラブライブ!」シリーズからのカバーという激熱な展開に、フロアのボルテージは最高潮に。
それに対してしぐれういさんは、キュートなアイドルステップでさらに可愛さを振りまいていく。ファンシーな曲調に甘い歌声が相性抜群で、初っ端から度肝を抜いてみせた。
つづいては、5月25日にリリースされたばかりの初のソロアルバム『まだ雨はやまない』から「シンカケイスケッチ」を披露。本楽曲はしぐれういさんたっての希望で実現した、「作曲・田中秀和×作詞・こだまさおり」というゴールデンコンビによるもの。イラストのみならずあらゆる表現に挑戦し続ける、しぐれういさんのクリエイターとしてのスタンスを鮮やかに描き出す必殺ポップチューンだ。
いきなり2曲連続のライブパフォーマンスで疲弊した様子だったが、瞬時に立て直して「イラストレーターのしぐれういでーす!私の文化祭へようこそ!」と元気に挨拶。色とりどりのペンライトを振りかざして応えるオーディエンスに対して「オタクいっぱいいる~」といつもの調子でファンとの交流を楽しむ。
早速決定したペンライトカラーを活かすべく、コール&レスポンスも実施。「東京都千代田区有楽町2-5-1~!」と非常に限定的な呼びかけに続いて、愛してやまない女子高生の所在を確かめるべく、「女子高生の人振って~!」と満面の笑顔で呼びかけるしぐれういさん。しかし反応はまばら。「6人くらいいる!やったー!……今おじさん振ってなかった?」。 会場が温まってきたところで、ゲストを招いての企画コーナーへ。転換のために一瞬舞台袖へ戻り、すぐさま現れたしぐれういさんだったが、どうにも動きがぎこちない。やけにねっとりした口調で「みんなおまたせ~しぐれういで~す」と挨拶。どうやら、声の主はしぐれういさんと声がそっくりな角巻わためさんのようだ。
角巻わためさんの声に合わせてしぐれういさんが動くという二人羽織体制での登場を、イメージカラーである黄色のペンライトで迎えるフロア。マッハで正体を看破されるも、「私はしぐれういだよ? 疑うんじゃないよオタクたち」と、あくまで抵抗を続ける姿勢をみせる。
そんな日にヒューリックホール東京で開催されたのが、イラストレーターにしてバーチャルYouTuber(VTuber)・しぐれういさんによる初のリアルイベント「うい・おん・すてーじ -雨上がりの文化祭-」だ。
ライトノベル『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』のイラストや、ホロライブ所属のVTuber・大空スバルさんのキャラクターデザインを担当。アートブック『ILLUSTRATION』『絵師100人』『VISIONS』に選出されるなど、イラストレーターとしての活躍が華々しいしぐれういさん。
しかし、“娘”である大空スバルさんに導かれるまま始めた配信活動でも才能が開花。
VTuberとしての活動は3周年を迎え、執筆現在YouTubeのチャンネル登録者数は70万人以上。お絵かき配信やトーク配信、ゲーム実況、「歌ってみた」などバラエティに富んだ企画に挑戦したり、様々なVTuberとコラボしたりと、溢れるクリエイティビティを存分に発揮している。 そんな唯一無二の才覚を輝かせるしぐれういさんの「うい・おん・すてーじ -雨上がりの文化祭-」は、タイトルにある通り「文化祭」がモチーフ。大空スバルさんに加えて、にじさんじ・舞元啓介さんやホロライブ・角巻わためさんといった交流の深いゲストも集結した豪華なお祭りとなった。
今回はその祝祭の模様をレポートしていく。
【画像】「うい・おん・すてーじ」フォトレポート(40枚) 取材・文:オグマフミヤ 撮影:Diora 編集:都築陵佑
目次
しぐれうい「今日文化祭だったのに寝坊しちゃった!」
入場するとエントランスの各所が風船や傘でデコレーションされており、はやくも文化祭ムードは全開。しぐれういさんの等身大パネルやファンと盟友たちからのフラワースタンドも飾られており、会場のどこを見ても幸福感で満ちていた。 しかし、メインステージはそれ以上にカラフルで豪華な仕上がりに。ステージ上空に輝くライブタイトルと電飾たちの放つ光が、幕開けの時を待ち望む会場を穏やかに照らしていると、開演前の諸注意がアナウンスされる。
VTuberのライブイベントでは、本人や縁のある人々によるユーモアあふれる影アナウンスが定番なのだが、あえておふざけなしでやり切り、最後まで正体を隠していたのが犬山たまきさん。出演ゲストとして予告されてはいなかったが、しぐれういさんと同じく絵描きでVTuberという境遇を持つ戦友の登場に、会場の期待がさらに高まった。 そしていよいよ開演。絵の具や風船といったモチーフが散りばめられた賑やかなオープニングムービーが流れてカウントダウンが始まる。
勢いよくライブタイトルが現れそのままド派手にスタートかと思いきや、ステージ上に寝転がった姿のしぐれういさんが登場。目覚ましの音で起き上がると「やばっ!今日文化祭だったのに寝坊しちゃった!猛ダッシュで学校に向かうぞ!」と大慌て。 「一体何が起きているんだ?」とオーディエンスが見守る中始まったのは、いきなりのライブパート。曲は「ぶる~べりぃ♡とれいん」! しぐれういさんが愛してやまない「ラブライブ!」シリーズからのカバーという激熱な展開に、フロアのボルテージは最高潮に。
それに対してしぐれういさんは、キュートなアイドルステップでさらに可愛さを振りまいていく。ファンシーな曲調に甘い歌声が相性抜群で、初っ端から度肝を抜いてみせた。
つづいては、5月25日にリリースされたばかりの初のソロアルバム『まだ雨はやまない』から「シンカケイスケッチ」を披露。本楽曲はしぐれういさんたっての希望で実現した、「作曲・田中秀和×作詞・こだまさおり」というゴールデンコンビによるもの。イラストのみならずあらゆる表現に挑戦し続ける、しぐれういさんのクリエイターとしてのスタンスを鮮やかに描き出す必殺ポップチューンだ。
「イラストレーターがライブをするってどういうこと?」という疑問に一撃で答えを示す全開のパフォーマンスを見せつけ、最後は可愛くキメポーズで〆。好奇心 Like a 向上心
日々コレ行動原理と
たのしまなきゃウソでしょ
ああ 次あれやりたーい! 「シンカケイスケッチ」
??「私はしぐれういだよ?」マッハで正体看破
チャイムが鳴り響くと、「疲れた…」とぼやきながら再びしぐれういさんがオンステージ。いきなり2曲連続のライブパフォーマンスで疲弊した様子だったが、瞬時に立て直して「イラストレーターのしぐれういでーす!私の文化祭へようこそ!」と元気に挨拶。色とりどりのペンライトを振りかざして応えるオーディエンスに対して「オタクいっぱいいる~」といつもの調子でファンとの交流を楽しむ。
直前にツイートもされていたが、ペンライトの色が決まっていないことに気付いたため、急遽現場で相談することに。「みんなが思う私の色を振ってみてよ」と呼びかけると、黄色や青、赤に白と様々な色が点灯。ゲストたちとの差別化も考慮した上で、今宵のイメージカラーをオレンジに設定した。そういえばしぐれういのペンライトの色、決まってないので現地で決めます #うい・おん・すてーじ
— しぐれうい🌂 (@ui_shig) May 28, 2022
早速決定したペンライトカラーを活かすべく、コール&レスポンスも実施。「東京都千代田区有楽町2-5-1~!」と非常に限定的な呼びかけに続いて、愛してやまない女子高生の所在を確かめるべく、「女子高生の人振って~!」と満面の笑顔で呼びかけるしぐれういさん。しかし反応はまばら。「6人くらいいる!やったー!……今おじさん振ってなかった?」。 会場が温まってきたところで、ゲストを招いての企画コーナーへ。転換のために一瞬舞台袖へ戻り、すぐさま現れたしぐれういさんだったが、どうにも動きがぎこちない。やけにねっとりした口調で「みんなおまたせ~しぐれういで~す」と挨拶。どうやら、声の主はしぐれういさんと声がそっくりな角巻わためさんのようだ。
角巻わためさんの声に合わせてしぐれういさんが動くという二人羽織体制での登場を、イメージカラーである黄色のペンライトで迎えるフロア。マッハで正体を看破されるも、「私はしぐれういだよ? 疑うんじゃないよオタクたち」と、あくまで抵抗を続ける姿勢をみせる。
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