優秀なSF作品に贈られる日本最古のSF賞「星雲賞」の第51回における参考候補作が出揃った(外部リンク)。
日本長編部門に野崎まど『HELLO WORLD』、日本短編部門に伴名練「ひかりより速く、ゆるやかに」、海外長編部門に劉慈欣『三体』、メディア部門にゲーム『十三機兵防衛圏』、劇場アニメーション『天気の子』、アート部門にはイラストレーターのシライシユウコさんらが並ぶ。『十三機兵防衛圏』プロモーションムービー
「星雲賞」の参考候補作は厳密なノミネートではなく、公式で挙げられた候補作以外にも要件を満たす2019年の作品や活動であれば投票可能。
投票は5月7日から7月5日(日)の期間にかけて日本SF大会の参加者らによって行われ、2021年3月13日〜14日に第59回日本SF大会「F-CON」内で贈賞式が執り行われる予定となっている。
劉慈欣さんの中国SF『三体』が11年遅れで翻訳されるやいなや発売から1週間で10刷、国内でもベストセラーに。次いで、伴名練さんが同人誌での寄稿作品を短編集としてまとめた『ゆるやかな世界と、その敵』も新たな才能の登場を予期させる怪作だった(「ひかりより速く、ゆるやかに」を収録)。 PS4のアドベンチャー作品『十三機兵防衛圏』は、ビデオゲームという媒体を活かしたかつてない構造の物語を展開し、新海誠さんの最新作『天気の子』は、世界の大きな課題となっている「気候変動」をモチーフに独自の視座から描いた。
その他にも『プロメア』『翔んで埼玉』『ロボ・サピエンス前史』など、SFファンのみならず熱狂を生んだ作品が数多く候補作に挙げられている。
日本長編部門に野崎まど『HELLO WORLD』、日本短編部門に伴名練「ひかりより速く、ゆるやかに」、海外長編部門に劉慈欣『三体』、メディア部門にゲーム『十三機兵防衛圏』、劇場アニメーション『天気の子』、アート部門にはイラストレーターのシライシユウコさんらが並ぶ。
投票は5月7日から7月5日(日)の期間にかけて日本SF大会の参加者らによって行われ、2021年3月13日〜14日に第59回日本SF大会「F-CON」内で贈賞式が執り行われる予定となっている。
SFへの注目度が高まった2019年
2019年は数多くの名作SFが生まれた年だった。劉慈欣さんの中国SF『三体』が11年遅れで翻訳されるやいなや発売から1週間で10刷、国内でもベストセラーに。次いで、伴名練さんが同人誌での寄稿作品を短編集としてまとめた『ゆるやかな世界と、その敵』も新たな才能の登場を予期させる怪作だった(「ひかりより速く、ゆるやかに」を収録)。 PS4のアドベンチャー作品『十三機兵防衛圏』は、ビデオゲームという媒体を活かしたかつてない構造の物語を展開し、新海誠さんの最新作『天気の子』は、世界の大きな課題となっている「気候変動」をモチーフに独自の視座から描いた。
その他にも『プロメア』『翔んで埼玉』『ロボ・サピエンス前史』など、SFファンのみならず熱狂を生んだ作品が数多く候補作に挙げられている。
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