花譜「過去を喰らう」小説版が「星雲賞」推薦候補作に選出 SF作家 人間六度が執筆

花譜「過去を喰らう」小説版が「星雲賞」推薦候補作に選出 SF作家 人間六度が執筆
花譜「過去を喰らう」小説版が「星雲賞」推薦候補作に選出 SF作家 人間六度が執筆

人間六度さんによる小説『過去を喰らう (I am here) beyond you.』/画像はAmazonから

日本で最も長い歴史を誇るSF賞、星雲賞(第55回)の参考候補作(※)として、SF作家・人間六度さんによる小説『過去を喰らう (I am here) beyond you.』が挙げられている。

本作はカンザキイオリさんが作詞作曲を担当した、バーチャルシンガー・花譜さんの楽曲を原作にした作品。AI漫画家と、その人格の元になった高校生の物語が描かれている。

※日本SFファングループ連合会議加盟団体の推薦作品を、事務局が整理。上位数作品を投票の参考に挙げている。他の作品にも投票は可能。

SFファンの投票で受賞作が決まる星雲賞

人間六度さんはXに、「『過去を喰らう (I am here) beyond you.』が、国内SFのすげー賞『星雲賞』の長編部門候補に選出されておりました!!!(実はフォロワーさんのツイートで知った)」と投稿。

「応援してくれると嬉しいぜ……!!!」と呼びかけている。

星雲賞は、作家による講座や作品解説などが行われるイベント「日本SF大会」の参加者投票で受賞作が決定する。

受賞者の発表・授与式もイベント中に行われる。

『ゴジラ-1.0』『ダンジョン飯』なども参考候補作に選出

第55回星雲賞の参考候補作には、宮澤伊織さんによる『宇宙飲んでみた』(日本短編部門)、山崎貴監督による映画『ゴジラ-1.0』(メディア部門)なども選出。

TVアニメが話題の『ダンジョン飯』をはじめ、漫画『ハイパーインフレーション』『亜人ちゃんは語りたい』がコミック部門の参考候補作になっている。

受賞作は、7月6日(土)〜7日(日)に、長野県の白樺リゾート 池の平ホテルで開催される、「第62回日本SF大会」の参加者投票で決まる。

なお、当日会場に行けない場合も参加登録することで投票は可能である。

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