『三体』劉慈欣による日本初の短篇集『円』 デビュー短篇など13作を収録

『三体』劉慈欣による日本初の短篇集『円』 デビュー短篇など13作を収録
『三体』劉慈欣による日本初の短篇集『円』 デビュー短篇など13作を収録

『円 劉慈欣短篇集』/画像はAmazonから

POPなポイントを3行で

  • 劉慈欣の短篇集『円』が刊行
  • デビュー短篇『鯨歌』など全13篇を収録
  • 劉慈欣の入門書としてもオススメ
SF小説『三体』の劉慈欣(りゅうじきん)さんによる短編集『円 劉慈欣短篇集』が11月17日に刊行された。

デビュー短篇『鯨歌』など全13篇を収録した、日本初の劉慈欣さんによる短篇集となっている。

翻訳者は大森望さん、泊功さん、齊藤正高さん。カバーはコンセプトアーティスト・富安健一郎さんが手がけている。

劉慈欣入門書にもオススメ『円』

劉慈欣さんの作家歴のほぼ全体をカバーする『円 劉慈欣短篇集』。

『三体』抜粋改作にして、日本で最も長い歴史を誇るSF賞「星雲賞」受賞作『円』やデビュー短篇『鯨歌』など、全13篇を収録される。

アジア人初、SF界の栄誉を獲得した劉慈欣

世界SF作家会議 番外編③&劉慈欣スペシャルインタビュー
中国の山西省に生まれ、執筆活動の傍ら、エンジニアとして発電所のコンピュータ管理につとめていた劉慈欣さん。

異星人の脅威と人類の戦いを描いた「三体」三部作は世界的な人気を誇っており、2900万部を超す売り上げを記録。

2015年には、『三体』英訳版によりSF界で最も栄誉ある「ヒューゴー賞」長編小説部門をアジア人作家として初受賞を果たしている。 同シリーズはNetflixによるドラマ化を控えており、手がけるのはドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』で製作総指揮・脚本を担当したデヴィッド・ベニオフさんとD・B・ワイスさんという豪華制作陣。

また、中国の動画配信サービス・bilibili(ビリビリ)では、アニメ版の2021年内配信が予定されている。

SFに浸かろう

この記事どう思う?

この記事どう思う?

書籍情報

『円 劉慈欣短篇集』

価格
2,090円(税込)
出版社
早川書房 (2021/11/17)
本の長さ
427ページ(日本語)

関連キーフレーズ

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。