電撃文庫が7月10日(木)、小説家・時雨沢恵一さんのデビュー25周年を記念し、6ヶ月間にわたる大型プロジェクトを発表した。
代表作『キノの旅 the Beautiful World』最新巻となる第24巻が9月10日(水)に刊行。あわせて、時雨沢恵一さんによる完全書き下ろしの新作連載が開始される。
時雨沢恵一デビュー25周年プロジェクト/画像は電撃文庫の公式Xより
さらに、8月16日(土)からポップアップストアの開催も決定。詳細は順次発表予定となっている。
20年以上にわたり旅を続けてきた『キノの旅』
『キノの旅』は、「世界は美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい。」という印象的なキャッチコピーのもと、2000年に第1巻が刊行。
世界を旅する主人公・キノと、話すモトラド(バイク)・エルメスとの物語は、寓話的なテーマとシニカルな結末によって、ライトノベルの枠を超えて支持を広げてきた。
時雨沢恵一さんの作家デビュー作である同作は、アニメ化やスピンオフ展開を経て、国内外で広く親しまれている。
時雨沢恵一「アイツら何も変わっていませんでした」
『キノの旅』は2020年11月に第23巻が刊行。それまで年1回程度のペースで刊行が続けられていたが、以降は刊行が途絶えていた。今回の最新巻は約5年ぶりの刊行となる。
なお、時雨沢恵一さんのデビュー20周年の際には、人気エピソードを収録し、時雨沢恵一さんがあとがきを書き下ろしたベストエピソード集全3巻が発売されている。
時雨沢恵一さんも自身のXを更新。「5年ぶりのキノですが、アイツら何も変わっていませんでした」と新刊を待ち望んだ読者に向けてコメントしている。

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