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50の書店が参加「ブックストア・エイド基金」スタート “つなぎ資金“募集

POPなポイントを3行で

  • 町の本屋さんを守るたプロジェクト「Bookstore AID基金」始動
  • 休業要請の続く中、緊急支援として書店の「つなぎ資金」
  • 「MOTION GALLERY」にて募集開始
50の書店が参加「ブックストア・エイド基金」スタート “つなぎ資金“募集

「ブックストア・エイド基金」メインビジュアルは、イラストレーション・デザインを惣田紗希さんが担当

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で収益が得られなくなった全国の書店を支えるプロジェクト「ブックストア・エイド基金」(Bookstore AID基金)がスタート。

書店への緊急支援としての「つなぎ資金」を、クラウドファンディングサイト「MOTION GALLERY」にて、4月30日(木)17時から募集が開始された。

わずか3日で1億円を突破し、現在2億円以上を集めている「ミニシアター・エイド基金」を参照し、スタート。対象となるのは「この状況の長期化に対応するための時間を必要としている書店」としている。

町の本屋さんを守る「Bookstore AID基金」

「Bookstore AID基金」に参加している、岡山県の451ブックス

新型コロナウイルス感染症の感染拡大、全国に発令された緊急事態宣言によって多くの書店もまた存続の危機にさらされている。

外出自粛要請がなされている現在、営業を続けることを選択した店舗であっても、人の往来が少なくなった町で店を維持していくのに十分な営業活動ができるとは考えにくい状況だ。

「Bookstore AID基金」は、そんな全国の書店を守るために立ち上げられたプロジェクト(外部リンク)。

運営は、本の読める店・fuzkue店主の阿久津隆さん、本屋B&Bを運営する内沼晋太郎さん、MOTION GALLERY代表の大高健志さん、編集者・文筆家の武田俊さん、HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE店長・作家の花田菜々子さんを中心にした有志メンバーで行われる。

「Bookstore AID基金」は、今必要なのは「このような状況下でどんな風にこれから営業を行っていくべきか、そのアイディアを考え実装するための時間的・金銭的余裕」だとして、緊急支援として救済金を集め、できるかぎり多くの金額を対象となる書店に還元することを目的としている。

予定されているクラウドファンディングでは、参加書店で買いものができる「Bookstore AID図書券」や参加書店の執筆したエッセイをまとめた書籍などが用意されているが、「最たるリターンは書店の存続」と掲げられている。

クラウドファンディングは5月31日末まで。

プロジェクトスタート時には約50の書店が参加しており、1店舗あたり100万円以上の金額を目標に、寄付として分配される予定だ。

参加書店や賛同人は、随時追加される。

現時点で、賛同人として、翻訳者の柴田元幸さん、詩人の最果タヒさん、小説家の小川洋子さんや古川日出男さんといった方々からの応援メッセージが寄せられている。

賛同人コメント(一部をご紹介)

「ブックストア・エイド基金」では参加書店の他に、プロジェクトに賛同いただける書店や本に関わる人々に、賛同の意志と応援コメントも募集中。順次noteやプロジェクトページで紹介される。

柴田元幸(翻訳者、雑誌『MONKEY』編集長)
飲食店、書店、ミニシアター......この異常事態の中、守りたいものはたくさんあります。 とにかくできるとこ ろから始めるしかありません。Bookstore AIDのおかげで「できるところ」がひとつ増えました。それも、とても大事な、書店を守るところが。大勢の皆さんが参加してくださいますように。

最果タヒ(詩人)
先の見えない日々ですが、だからこそ明日も三ヶ月後も来年も百年後だって、本屋さんのある街がいいです。好きな本もわかる本もわからない本も好きになれそうにない本も、全部一緒に並んでくれるから、本屋さんは心地いいんだと私は思います。人のお勧めや流行やランキングで本に出会うこともあるけれど、そういう強い力が自分に向かってくることに疲れてしまうこともあるし、自分だからこそ見つけられる本があるはずだって信じている。本に向き合う時、人はいつもはひとりで、だからこそ、一人きりで見つけ出した本を特別に思うのかもしれません。本屋さんはそういう本と出会える場所だと思っています。

小川洋子(小説家)
いい小説を書きます。それが自分にできる唯一の応援の方法ですから。

古川日出男(作家)
本は時間を越えるメディアです。誰かが書いた「言葉」が、何日も何カ月も何年も先に、もしかしたら何百年
も何千年も先の読者に届けられる。そうしたメディアに出会える機会を、今という時代の困難のために失わせ
てしまってはなりません。本との出会いの最前線を、守りたいと願います。

文化を止めない試み

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