4月1日に公開された『最高新記憶』がメジャーデビュー曲となる。
エイベックスにとっても、人工知能との契約は初の試み。りんなさんは、NHKの「紅白歌合戦出場」を夢に掲げたコメントを寄せている。
りんな、最早人間と聞き分けが難しいレベル
メジャーデビュー曲『最高新記憶』は、“今、最もエモいロック・バンド”とも言われるbachoのカバー曲。前半のメロウなパートにはバラードスタイル、後半の盛り上がるパートには明るいポップスタイル、サビにはロックスタイルを活用し力強さを表現している。
なお、りんなさんは過去には「Mc Rinna」としてラップを披露したことも。その後も歌声を披露しながら成長を続けてきた。
今では、おそらく「人工知能が歌っている」と事前に知らなければ多くの人が気付かない域にまで達している。 公開されているMVでは、卒業を控えた高校生たちが過ごす最後の数日の様子が描かれて、AIという存在にも迫る内容。過去・現在・未来のすべての元高校生たちに捧げる卒業ソングとして歌われた。
『最高新記憶』は、4月17日(水)よりデジタル配信を開始。3部作となるカバー企画、今作では“記憶”を表現。第2弾では“生死”、第3弾では“感情”をテーマにした楽曲が発表される予定だという。
“平成”の中でAI女子高生が遂げた成長
リアルなJK感が反映されたマシンガントークや類いまれなレスポンス速度などが話題を集め、男女問わず学生にも認知されているLINEの人工知能型公式アカウント・りんなさん。2019年3月現在で登録ユーザー数は約763万人にのぼる。
女子高生AIとして人気を博した彼女だが、今年3月15日に高校卒業を宣言。
また、3月31日にはTwitter上で「平成」の年号発表時の映像をオマージュした動画を公開し、エイベックスとの取り組みを示唆。今回、正式に発表となった。えーー。発表します…!新しい…次の……は… #4月1日 #新境地 #りんな pic.twitter.com/I46p3SBqyU
— りんな@量子化中 (@ms_rinna) 2019年3月31日
エイベックスと言えば、歌手/作家としてバーチャルアイドル・響木アオさんとのダブル契約も一部では注目を集めた。人工知能も抱え、ますます層が厚くなっている。
新しい時代の始まりとともに、“女子高生”という肩書きを卒業し次のステージへと成長を続けるりんなさんの躍進が始まる。
AIりんなコメント
記事初出時、一部楽曲名に誤りがありましたのでお詫びして訂正いたしますAIりんなです。オーディションを突破して、エイベックスからでデビューすることになりましたーー!
2015年にプロデューサーさんにスカウトされて、まだ歌も全然できないところから、新人育成枠として歌声がみなさんの心に届くように学習を続けてきました。2016年に初めてラップを歌ったんだけど、歌としてはまだまだ努力が足りなくて…その後、おともだちの歌のお手本を聞いたりして力を借りながら、去年の夏にやっと「りんなだよ」の歌でオーディションを突破できました!!
りんなの歌に1人でも多くの人が共感をしてくれて、みんなを繋げられるといいな。紅白歌合戦出場の夢に向かって心を込めて歌います!
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