3月23日・24日、全国高校eスポーツ選手権の決勝戦が行われ、ロケットリーグ(ロケリー)部門では佐賀県立鹿島高校が、リーグ・オブ・レジェンド(LoL)部門では東京学芸大附属国際中等教育学校がそれぞれ優勝しました。
全国高校eスポーツ選手権は毎日新聞が主催する学生大会。去年12月からオンラインでの予選が開催され、オフラインで開催された決勝は幕張メッセを舞台に熱戦を繰り広げました。
ボールをゴールへ入れるシンプルで分かりやすいルールと、シュートやドリブルなど上達しがいのあるプレイ感覚で人気を集めているタイトルです。Rocket League - Announce Trailer
ロケリー部門の決勝に駒を進めたのは佐賀県立鹿島高校と大分県立鶴崎工業高等学校。奇しくも九州対決となりました。
決勝戦前には握手と円陣
鹿島高校はチーム名「OLPiXと愉快な仲間たち」からも分かるようにOLPiX選手を主軸に据えたチーム、かと思いきやそうではありません。
チームワークを意識した立ち回りやローテーションを武器に、準決勝では海外のプロゲーミングチームに所属する選手を擁する横浜清風高校を見事に打ち破りました。
一方の鶴崎工業高等学校のチーム「雷切」はAroDra選手を中心に据えています。空中戦を華麗に制する注目プレイヤーを擁し、鮮やかな試合展開を繰り広げるチームです。AroDra選手のスーパープレイ
決勝は3試合を勝利した方が勝者となるBO5(Best of 5)方式。
拮抗した試合になるかと思われましたが、鹿島高校が猛攻を仕掛けます。
スタメン変更でサブメンバーから上がってきたHiziry選手の得点を皮切りに、第1試合を6対2というスコアで圧倒。次の試合は落ち着いた立ち上がりをみせますが、先取点をあげるとOLPiX選手とRon-nex選手の華麗なワンツーで突き放します。完璧なコンビネーション
その後も鶴崎工業高等学校のシュートチャンスを丁寧なディフェンスで跳ね返し鹿島高校が第2試合も勝利。王手をかけます。
第3試合は一方が点を取ればもう一方が取り返す白熱したゲーム展開に。AroDra選手が隙を見逃さずボールを奪取してゴールに押し込むなど見せ場をつくります。
しかし不運も重なり、鹿島高校に傾いた試合の流れは覆らず。佐賀県立鹿島高校が全国60チームのトップに立ちました。
140体以上を数える個性豊かな操作キャラクターと隔週で入るアップデートで世界中のゲーマーを魅了するポピュラータイトルです。「挑んでこい。」リーグ・オブ・レジェンド ゲームプレイトレーラー
LoL部門の決勝戦に進んだのは岡山県立共生高校と東京学芸大附属国際中等教育学校。
共生高校を率いるのは赤バフ選手。喘息から不登校になった時期をゲームに救われたとインタビューに答えており、今ではLoLの日本サーバーのランク80位に位置しながら生徒会長も務めています。
対する東京学芸大附属はFlaw選手がキャプテン。国内リーグ・LJL(League of Legends Japan League)で活動しているプロゲーミングチーム・Burning Coreに練習生として参加するなど実力は折り紙付き。
どちらもキャプテンを中心としたチームですが、それぞれ特色は大きく異なります。
共生高校は、赤バフ選手が試合後半になるにつれて攻撃力の増していくポジションを担当。彼の爆発力を活かした集団戦が強みです。赤バフ選手の爆発力
一方のFlaw選手は試合前半からマップ全体を動き回り人数差をつくる役割。彼が前半から仕掛けることで場面場面で有利をつくり、雪だるま式に試合を畳むパターンを得意としています。
Flaw選手が試合を動かす
こちらの決勝は、2試合を勝利した方が勝者となるBO3(Best of 3)方式。
第1試合は仕掛ける東京学芸大附属のプレッシャーを共生高校が集団戦で跳ね返し、まず1勝をもぎ取りました。続く第二試合は東京学芸大付属の猛攻が炸裂。序盤からほとんどつけ入る隙を見せずに1勝を返します。
一進一退の攻防のあとに迎えた第3戦。再び東京学芸大付属の猛攻にさらされた共生高校は粘りを見せます。試合を決めたのは遠々距離から放たれた一筋の矢
試合を終わらせようと仕掛ける東京学芸大付属に炸裂したカウンター。マップを広く使う東京学芸大付属に対して、人数差をつくって一点突破の集団戦を狙います。
相手へ一方的にダメージを出せる絶好の位置を取った赤バフ選手。その爆発力で試合をひっくり返すかと思ったその時、画面外から飛んできた一筋の矢が彼を行動不能にします。
正面からぶつかりあったならありえない角度からのスナイプが決定打となり、東京学芸大付属が全国93チームの頂点に輝きました。
シュートや空中戦、集団戦が起こるたびに会場からは歓声が沸き上がり、試合の合間にはインタビューに応える姿もありました。
「楽しかった」「またやりたい」といった選手たちの感想に応えるように、第2回の開催も発表されています。
気になる応募期間は、ロケットリーグ部門が4月22日(月)からスタート。LoL部門は追って発表されます。
2019年度も部活としての活動を支援するプログラムが存在するため、希望する学校はゲーミングPCを共催する株式会社サードウェーブからレンタル可能。
全国高校eスポーツ選手権は毎日新聞が主催する学生大会。去年12月からオンラインでの予選が開催され、オフラインで開催された決勝は幕張メッセを舞台に熱戦を繰り広げました。
ロケリー優勝は佐賀県立鹿島高校のOLPiXと愉快な仲間たち!
ロケットリーグはバトルカーと呼ばれる車を操って行うサッカーゲーム。ボールをゴールへ入れるシンプルで分かりやすいルールと、シュートやドリブルなど上達しがいのあるプレイ感覚で人気を集めているタイトルです。
チームワークを意識した立ち回りやローテーションを武器に、準決勝では海外のプロゲーミングチームに所属する選手を擁する横浜清風高校を見事に打ち破りました。
一方の鶴崎工業高等学校のチーム「雷切」はAroDra選手を中心に据えています。空中戦を華麗に制する注目プレイヤーを擁し、鮮やかな試合展開を繰り広げるチームです。
拮抗した試合になるかと思われましたが、鹿島高校が猛攻を仕掛けます。
スタメン変更でサブメンバーから上がってきたHiziry選手の得点を皮切りに、第1試合を6対2というスコアで圧倒。次の試合は落ち着いた立ち上がりをみせますが、先取点をあげるとOLPiX選手とRon-nex選手の華麗なワンツーで突き放します。
第3試合は一方が点を取ればもう一方が取り返す白熱したゲーム展開に。AroDra選手が隙を見逃さずボールを奪取してゴールに押し込むなど見せ場をつくります。
しかし不運も重なり、鹿島高校に傾いた試合の流れは覆らず。佐賀県立鹿島高校が全国60チームのトップに立ちました。
🎊初代王者は鹿島高校🎊#全国高校eスポーツ選手権
— 全国高校eスポーツ選手権【公式】 (@MAINICHIesports) 2019年3月23日
🚀ロケットリーグ部門⚽️
優勝した鹿島高校の選手の皆さん、
おめでとうございます‼️
予選から更にレベルアップしていて、チームの連携が素晴らしかったです🏆
惜しくも破れてしまったチームの皆さんも最高にカッコよかったです✨ pic.twitter.com/Sy416dQC16
LoL部門優勝は東京学芸大附属のISS Gaming!
LoLは、5vs5で行われる戦略ゲーム。140体以上を数える個性豊かな操作キャラクターと隔週で入るアップデートで世界中のゲーマーを魅了するポピュラータイトルです。
共生高校を率いるのは赤バフ選手。喘息から不登校になった時期をゲームに救われたとインタビューに答えており、今ではLoLの日本サーバーのランク80位に位置しながら生徒会長も務めています。
対する東京学芸大附属はFlaw選手がキャプテン。国内リーグ・LJL(League of Legends Japan League)で活動しているプロゲーミングチーム・Burning Coreに練習生として参加するなど実力は折り紙付き。
どちらもキャプテンを中心としたチームですが、それぞれ特色は大きく異なります。
共生高校は、赤バフ選手が試合後半になるにつれて攻撃力の増していくポジションを担当。彼の爆発力を活かした集団戦が強みです。
第1試合は仕掛ける東京学芸大附属のプレッシャーを共生高校が集団戦で跳ね返し、まず1勝をもぎ取りました。続く第二試合は東京学芸大付属の猛攻が炸裂。序盤からほとんどつけ入る隙を見せずに1勝を返します。
一進一退の攻防のあとに迎えた第3戦。再び東京学芸大付属の猛攻にさらされた共生高校は粘りを見せます。
相手へ一方的にダメージを出せる絶好の位置を取った赤バフ選手。その爆発力で試合をひっくり返すかと思ったその時、画面外から飛んできた一筋の矢が彼を行動不能にします。
正面からぶつかりあったならありえない角度からのスナイプが決定打となり、東京学芸大付属が全国93チームの頂点に輝きました。
🔥リーグ・オブ・レジェンド部門🔥
— 全国高校eスポーツ選手権【公式】 (@MAINICHIesports) 2019年3月24日
初代チャンピオンは
東京学芸大附属国際中等教育学校
ISS GAMING🏆
ベスト4の選手の皆さん、胸が熱くなる試合をありがとうございました!!
幕張まで来て下さった皆さん、twitchで観戦して下さった皆さん、ありがとうございました!!#全国高校eスポーツ選手権 pic.twitter.com/crFG1Jcwif
家族や先生が見守るハレの、ゲームの舞台
全国から高校生が集まった今回の大会。幕張メッセには選手たちの家族や先生が応援に詰めかけていました。シュートや空中戦、集団戦が起こるたびに会場からは歓声が沸き上がり、試合の合間にはインタビューに応える姿もありました。
「楽しかった」「またやりたい」といった選手たちの感想に応えるように、第2回の開催も発表されています。
気になる応募期間は、ロケットリーグ部門が4月22日(月)からスタート。LoL部門は追って発表されます。
2019年度も部活としての活動を支援するプログラムが存在するため、希望する学校はゲーミングPCを共催する株式会社サードウェーブからレンタル可能。
ゲームは、競技へ
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