3月6日は、著者であるガブリエル・ガルシア=マルケスさんの91回目の誕生日にあたる。
映像化するにあたっての権利はすでに獲得しており、スペイン語シリーズでの制作を予定しているという。
世界的名作家の作品が、Netflixオリジナルで初映像化
『百年の孤独』は、コロンビア出身の作家、ガブリエル・ガルシア=マルケスさん著の長編小説。世界の30か国以上の言語に翻訳され、全世界で3600万部以上の世界的ベストセラーとなった。1960年代のラテンアメリカ文学ブームを巻き起こし、ラテンアメリカ文学というジャンル、及び「魔術的リアリズム」と呼ばれる手法を世界に認知させた代表的作品として知られている。またラテンアメリカ文学にとどまらない、芸術や文学においても大きな影響を与えている作品だ。
ガルシア=マルケスさん自身は、1982年にノーベル文学賞を受賞している。
『百年の孤独』映像化について、製作にはガルシア=マルケスさんの息子2人がプロデューサーとして参画。物語の舞台であるコロンビアで主に撮影するという。
映像化に積極的ではなかった
しかし、現在映像コンテンツは黄金時代を迎えており、映画の制作レベルの向上や世界中のユーザーに多言語で受け入れられている。グローバル規模で視聴者を持つNetflixにおいて作品を発表するのに、これ以上適したタイミングはないと息子2人は説明している。
高クオリティなコンテンツを恐るべきスピードで作り続けているNetflix。先日行われたアカデミー賞でもNetflix映画である『ROMA』が10部門にノミネート、3部門で受賞するなど、既存の映画産業のなかでも急速に存在感を増している。
そんなNetflixの新たなビッグタイトルとして打ち出されることは間違いないだろうが、映像としてそのように仕上がるのか。今から楽しみでしかたない。
※記事初出時、一部表記に誤りがございました。お詫びして訂正いたします。
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