奇才ギレルモ・デル・トロ監督の悲願、アニメ「ピノキオ」がNetflixで実現

奇才ギレルモ・デル・トロ監督の悲願、アニメ「ピノキオ」がNetflixで実現
奇才ギレルモ・デル・トロ監督の悲願、アニメ「ピノキオ」がNetflixで実現

画像はギレルモ・デル・トロのTwitterより

POPなポイントを3行で

  • ギレルモ・デル・トロ監督が「ピノキオ」制作
  • 「シェイプ・オブ・ウォーター」や「パシフィック・リム」手がけた奇才
  • 過去に頓挫していた監督の悲願、「Netflix」で実現
「パシフィック・リム」や今年のアカデミー賞で4部門を受賞した「シェイプ・オブ・ウォーター」で知られるメキシコの映画監督であるギレルモ・デル・トロさんが、「ピノキオ」を題材とした映画を動画配信サービスのNetflixにて製作することが発表された。

1930年代のイタリアの名作「ピノキオ」を題材に、ストップモーション・アニメーションを用いたミュージカル映画を予定している。公開日は未定。

台頭するストリーミングサービス制作の作品

デル・トロさんはこれまで、アニメ「トロールハンターズ: アルカディア物語」(2016)や、現在制作が進められているオムニバスホラードラマ「10 After Midnight」など、Netflixとは度々タッグを組み、オリジナルコンテンツを制作している。

ギレルモ・デル・トロ/画像はNetflix Film公式Twitterより

イタリアの児童文学作品『ピノッキオの冒険』は、1883年に出版されて以来、ディズニー制作の長編アニメーション映画「ピノキオ」など、100年以上に渡って愛されている作品。そのピノキオの制作はデル・トロさんにとっても長年の悲願でもあった。

デル・トロさんは以前にも、ムッソリーニによるファシズムの台頭期のイタリアを舞台にした「ピノキオ」のアイデアを公言していたが、実現には至らなかった。

2011年には3Dのストップアニメーション版を企画が立ち上がったが、制作費の調達が難航し頓挫していた。今回は、映像コンテンツ視聴の主流となりつつある、サブスクリプション(定額)型のストリーミング配信サービスのバックアップが、またひとつクリエイターの構想を実現させる形となった。

画像はNetflixトップより

NetflixやAmazon Prime Videoなどのストリーミング配信サービスは近年、サービスの普及とともに、その膨大な資金力を生かしてオリジナルコンテンツを数多く制作。ドラマはヒット作を連発し、ハリウッドにあるような既存の大手制作スタジオに匹敵するほどの勢いを見せている。

Netflixのデビッド・ウェルズ最高財務責任者(CFO)は、2018年にコンテンツ獲得のため80億ドル以上を費やす見込みであるとしており、そのうちオリジナルの映画やドラマは約700本にものぼるという。

日本でも少しづつNetflixやAmazonによるオリジナルコンテンツが増えており、この勢いはこの先もまだまだ続くだろう。

Netflixマジ最高やで

この記事どう思う?

この記事どう思う?

関連キーフレーズ

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。