辻村深月

つじむらみづき

辻村深月(つじむら・みづき)は日本の小説家。1980年生まれ、山梨県出身。千葉大学教育学部卒業。『ツナグ』『鍵のない夢を見る』『ハケンアニメ!』『かがみの孤城』など、複数の作品が映像化されている。

辻村深月

概要

2004年、『冷たい校舎の時は止まる』(講談社ノベルス)で第31回メフィスト賞を受賞し、デビュー。2011年に『ツナグ』(新潮社)で第32回吉川英治文学新人賞、2012年に『鍵のない夢を見る』(文藝春秋)で第147回直木三十五賞、2018年に『かがみの孤城』(ポプラ社)で第15回本屋大賞を受賞する。

『ドラえもん』のファンとしても知られ、オマージュが詰まった小説『凍りのくじら』(講談社)のほか、『映画ドラえもん のび太の月面探査記』では脚本を務めた。

2022年に映画化された原作『ハケンアニメ!』(マガジンハウス)は『スロウハイツの神様』『V.T.R.』(ともに講談社ノベルス)とのリンクが存在。また同作の映画化にあたり、劇中アニメを制作するために自らTVアニメ2本分(12話×2本=24話)のプロットを書き下ろした

なお『かがみの孤城』は2022年冬に劇場アニメ化が控えている。

作品によっては世界が繋がっており、他作品の登場人物が登場する。透明感のある文章と先の読めないミステリに富んだ物語性が特徴的。またハッピーエンドな作品が多いことでも知られている。

学生など若年層を主人公に置く作品が多く、若者が抱く繊細な心情や葛藤の描写で、読者の心を揺さぶらせる。設定では、少しのファンタジーやSF要素が織り込まれることが多い。

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