アジア最大のアニメ映画祭「第3回新潟国際アニメーション映画祭」が1月22日、長編コンペティション部門のノミネート作品を発表した。
ノミネート作品には、『ルックバック』や『化け猫あんずちゃん』など、共同製作含めた14ヶ国から12作品が選出されている。
「第3回新潟国際アニメーション映画祭」は3月15日(土)から、漫画やアニメのクリエイターを数多く輩出してきた新潟県で開催される。
新潟市内で開催される「新潟国際アニメーション映画祭」
「第3回新潟国際アニメーション映画祭」は、3月15日(土)〜20日(祝・木)の6日間、新潟市民プラザなどで開催される映画祭。
2023年3月に開催された第1回は、審査委員長にアニメ監督の押井守さんを迎えた。コンペティション部門では、小説家・村上春樹さんの複数の短編を原作にした『めくらやなぎと眠る女』がグランプリに選出された。
翌年、規模を拡張した第2回は2万4000人が参加。“ポスト・スタジオジブリ”と呼ばれるアイルランドのスタジオであるカートゥーン・サルーンからノラ・トゥーミー監督が初来日するなど、世界から多くの映画人が集まった。
第3回目となる今回は、レトロスペクティブ(回顧展)部門として、『パーフェクトブルー』『パプリカ』などを手がけた今 敏監督の業績やアニメーションの魅力を振り返る展示などが行われる。
映画祭のメイン長編コンペ部門には69作品がエントリー
「第3回新潟国際アニメーション映画祭」のメインである長編コンペティション部門には、ラテンアメリカや中東など28ヶ国・地域から69作品がエントリー。この数字は第1回、第2回を大きく上回る。
ロトスコープとデジタルの融合やAIの活用など新しい技術を積極的に取り入れた作品や、ストップモーション(コマ撮り)など、アニメーション表現の多様化を反映したラインナップとなっている。
日本の作品としては、報知映画賞でアニメ部門の作品賞を受賞した押山清高監督の『ルックバック』、カナダのファンタジア国際映画祭で最優秀長編アニメーション映画賞を受賞した久野遥子監督と山下敦弘監督の『化け猫あんずちゃん』がノミネートを果たしている。
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