漫画家・藤本タツキさんの読み切り漫画『ルックバック』の劇場アニメ化が発表された。6月28日(金)から全国の劇場で上映される。
『ルックバック』は、2021年に集英社の漫画配信サイト「少年ジャンプ+」で公開された読み切り漫画。初日で閲覧数250万以上を記録するなど話題を集めた。
劇場アニメ化の発表に伴い、ティザービジュアルと特報映像が公開。キャストや監督を除くスタッフの詳細は未発表となっている。
劇場アニメ『ルックバック』監督は押山清高
劇場アニメ『ルックバック』は監督、脚本、キャラクターデザインを押山清高さんが担当。アニメーションの制作を、押山清高さんが代表をつとめるスタジオドリアンが担当する。
押山清高さんは、これまで『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』『借りぐらしのアリエッティ』『風立ちぬ』などの劇場作品に主要スタッフとして参加。
2016年には『フリップフラッパーズ』でTVアニメ初監督。
2017年に自身が代表となり設立したスタジオ・スタジオドリアンとしては、TVアニメ『チェンソーマン』の悪魔デザインや、劇場アニメ『THE FIRST SLAM DUNK』の原画を担当している。
なお、原作者の藤本タツキさんは、押山清高監督について「アニメオタクなら知らない人がいないバケモノアニメーター」と評している。
公開直後から大反響、藤本タツキの『ルックバック』
『ファイアパンチ』『チェンソーマン』で知られる藤本タツキさんの読み切り漫画『ルックバック』。
全143ページで、小学生の藤野と不登校の同級生・京本の不思議な縁、漫画家として切磋琢磨する2人と不条理を描く。
公開直後から漫画家やイラストレーターを含め大きな支持を得た一方、一部の批判を受けて本編の内容を修正。また、2021年9月の単行本発売の際にも、著者の意向で再度セリフが変更されている。
2022年の宝島社『このマンガがすごい! 2022』では、オトコ編1位に輝いた。
自分の中にある消化できなかったものを、無理やり消化する為にできた作品です。
描いて消化できたかというと、できたのかできなかったのかはわからないですがこの作品を映像化するにあたり、たくさんの人が関わってくれたことには感謝しかありません。
押山監督はアニメオタクなら知らない人がいないバケモノアニメーターなので、一人のオタクとしてこの作品を映像で見るのが楽しみです。藤本タツキさんコメント/劇場アニメ『ルックバック』公式サイトより
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作品情報
劇場アニメ『ルックバック』
- 公開
- 2024年6月28日(金)
- 原作
- 藤本タツキ「ルックバック」(集英社ジャンプコミックス刊)
- 監督・脚本・キャラクターデザイン
- 押山清高
- アニメーション制作
- スタジオドリアン
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