押山清高
おしやま きよたか
押山清高(おしやま きよたか)は、1982年生まれ、福島県出身のアニメーション監督、アニメーター。アニメーション制作会社・スタジオドリアン代表取締役。
TVアニメ『フリップフラッパーズ』、短編アニメーション『SHISHIGARI』などを監督。藤本タツキの漫画を原作とした劇場アニメ『ルックバック』では監督・脚本・キャラクターデザイン・作画監督・原画を担当し、国内外で高い評価を獲得した。
概要
2004年、アニメーション制作会社・ジーベックでアニメーターとして活動を開始。『蒼穹のファフナー』で原画デビューした。
2007年放送の『電脳コイル』では若くして作画監督を担当。その後、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』『借りぐらしのアリエッティ』『風立ちぬ』『鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星』など、複数のアニメーションスタジオの作品に参加した。
2011年の『鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星』ではアニメーションディレクターを担当。2014年の『スペース☆ダンディ』では宇宙人デザインや作画に加え、第18話で脚本、絵コンテ、演出、作画監督、原画、動画など多くの工程を自ら手がけた。
2016年、オリジナルTVアニメ『フリップフラッパーズ』で初監督。2017年にはアニメーション制作会社・スタジオドリアンを設立し、2019年にオリジナル短編『SHISHIGARI』を発表した。
一方で、湯浅政明監督『DEVILMAN crybaby』の悪魔デザイン、TVアニメ『チェンソーマン』の悪魔デザイン、『THE FIRST SLAM DUNK』『宮崎駿』監督『君たちはどう生きるか』の原画など、アニメーター/デザイナーとして他作品への参加も続けている。
2024年には劇場アニメ初監督作『ルックバック』を公開。監督・脚本・キャラクターデザイン・作画監督に加え、原画の大部分を自ら担当した。同作は第48回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞し、押山自身も『ルックバック』の成果によって第75回芸術選奨文部科学大臣新人賞のメディア芸術部門を受賞した。
2025年には故郷・福島県を舞台とした短編アニメーション『赤のキヲク』を発表。監督、脚本、キャラクターデザインに加え、アニメーションと背景美術を含むすべての作画を押山自身が担当している。
プロフィール
- 名前:押山清高
- 読み:おしやま きよたか
- 英語表記:Kiyotaka Oshiyama
- 生年:1982年
- 出身地:福島県
- 職業:アニメーション監督、アニメーター、キャラクターデザイナー
- 所属:株式会社ドリアン/スタジオドリアン
- 役職:代表取締役
- 活動開始:2004年
- 主な監督作品:『フリップフラッパーズ』『SHISHIGARI』『ルックバック』『赤のキヲク』
- 主な参加作品:『電脳コイル』『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』『鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星』『風立ちぬ』『スペース☆ダンディ』『DEVILMAN crybaby』『チェンソーマン』『THE FIRST SLAM DUNK』『君たちはどう生きるか』
- 主な著書:『作画添削教室 神技作画シリーズ』『押山式作画術 神技作画シリーズ』
- 主な受賞:第75回芸術選奨文部科学大臣新人賞 メディア芸術部門、WIRED Innovation Award 2025
少人数制作とスタジオドリアン
押山は2017年、プロデューサーの永野優希とともにスタジオドリアンを設立した。
『SHISHIGARI』や『ルックバック』など、自身の監督作を制作する一方、作品ごとに大規模なスタッフを集める一般的なアニメーション制作とは異なる、比較的小規模なチームによる制作を行っている。
『ルックバック』でも、通常であれば数十人規模となる原画工程を少人数のアニメーターによって制作。押山自身が膨大な量の作画を担うことで、作家ごとの線や演技のニュアンスが失われにくい映像を実現した。
この制作方法は効率や量産性を優先したものではなく、監督とアニメーターの距離を縮め、個人の描線を作品へ直接残すための方法でもある。
大量の作品を継続的に制作する現在の日本アニメ産業とは異なる方向から、少人数だからこそ可能な作家性の強い商業アニメーションを模索している。
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押山清高に関する最新情報
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