「今日はもう、大人をやめたい」──そんな夜(?)のためのサウナが、六本木に誕生する。
株式会社WIQOMEDIANが、東京・六本木に完全予約制の個室サウナ「SAUNA MOTHER」を10月下旬にオープンする。
コンセプトは「おとなをやめる120分」。
胎内をイメージしたサウナからスタートし、沐浴を経て、最後は母に抱かれ、揺られ、撫でられ、見守られながらととのう。徹底して「赤子に還る」体験を提供するという。
【画像】“赤子に還る”ためのサウナ設備一覧「子宮サウナ」から誕生 水風呂では巨大な母の手がお出迎え
SAUNA MOTHERでは、サウナや水風呂、シャワーから休憩までを「胎内」「爆誕」「沐浴」「抱擁」「呼吸」という、生まれ直しの流れとして設計している。

子宮サウナ
最初に入る「子宮サウナ」は、赤い光や胎内を再現したサウンド、母の肌をイメージした香りに包まれた空間。室温85℃、湿度40%の中高温・多湿に設定され、セルフロウリュにも対応する。
さらに、胎児の姿勢で丸まれる「胎児ベンチ」も用意。その姿を撮影した「胎児フォト」を使い、写真入りの「再出生証明書」を作成できる仕組みも導入予定だ。

新生児沐浴水風呂
サウナを出ると、待っているのは水深約80cm、水温15℃の「新生児沐浴水風呂」。新生児のぼやけた視界をイメージしたカーテンに包まれ、壁から現れる巨大な“母の手”から産湯をかけてもらう。
その後は、母の膝に頭を預けて身体を洗ってもらう感覚を再現した「母の膝シャワー」へ。左右と上部、3方向から温水が降り注ぐ。
母に抱かれ、揺られ、撫でられる「マザーソファ」
そして、巨大なソファ「マザーソファ」に全身を預けると、赤子のようなCカーブの姿勢で身体を包み込まれる。
ただ寝転がるだけではない。ソファそのものがゆっくりと揺れ、身体をやさしく撫でる機構まで搭載。揺れの速度は「おだやかなマザー」「ふつうのマザー」「せっかちなマザー」の3種類から選べる。
さらにプロジェクションマッピングによって、利用者を見守る“母”も出現。
日本神話の女神・イザナミをモチーフにした「私たちのマザー イザナミ」をはじめ、「二次元マザー」「芸術マザー」「神話マザー」の4種類が用意される。

私たちのマザー イザナミ
「高級外車1台分以上」を投入したマザーソファ
一見するとかなり奇抜なSAUNA MOTHERだが、開発したWIQOMEDIAN代表取締役/クリエイティブディレクターの滝祐夏さんによれば、その出発点はサウナの「ととのいスペース」への真面目な疑問だったという。
20年以上にわたり週3回ほどサウナに通う中で、硬い椅子や姿勢によって身体に力が入り、せっかくの休憩から意識が現実へ戻されてしまうことに疑問を感じていた滝祐夏さん。
身体を完全に預けられる形を模索した末、約9年前にたどり着いたのが「母に抱かれている状態」だった。

蓄熱性や放射率を比較検討し、壁面素材を選定
その発想を実際の装置へ落とし込んだ結果、通常なら数万円程度というととのいソファ1台に、なんと「高級外車1台分以上」の費用を投入したとしている。冗談のようなコンセプトを徹底的につくり込んでいる。
なお、施設側は乳幼児が抱かれて運ばれる際に落ち着く「輸送反応」や、オキシトシンに関する知見を設計の着想としている。一方で、施設自体は医療施設ではなく、オキシトシンの分泌をはじめとした医学的・心理的効果を保証するものではないとも明記している。
六本木で「おとなをやめる120分」
SAUNA MOTHERは一室限定の完全予約制で、1〜4人まで利用可能。男女で一緒に利用することもできる。
料金は120分で、1人8500円、2人1万2000円、3人1万5000円、4人2万円。
10月初旬から中旬には、グランドオープンに先駆けた先行体験期間も予定。一般向けの先行体験枠は公式Instagramで募集される。





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