ラッパーDiggy-MO’、ディズニー映画『モアナ2』劇中歌の日本語訳詞を担当

ラッパーDiggy-MO’、ディズニー映画『モアナ2』劇中歌の日本語訳詞を担当
ラッパーDiggy-MO’、ディズニー映画『モアナ2』劇中歌の日本語訳詞を担当

『モアナと伝説の海2』の訳詞を担当するDiggy-MO'さん

ラッパー・Diggy-MO'(ディギーモー)さんが、ディズニーのアニメーション映画『モアナと伝説の海2』(以下『モアナ2』)で劇中歌の日本語訳詞を手がけていることが発表された。

Diggy-MO'さんは、『モアナと伝説の海』第1作から引き継がれている1曲を除いた新曲全てで、訳詞を担当。

映画『モアナと伝説の海2』は12月6日(金)から公開される。

音楽が高い評価を得た『モアナと伝説の海』

『モアナと伝説の海』は、ハワイなどを含むポリネシアの文化にインスパイアされたアニメ映画。2017年3月に第1作目が公開された。

物語は架空の島・モトゥヌイに住む、海と特別な絆を持つ少女・モアナが、自分の進むべき道を見つけるための冒険を描いた。

『ハミルトン』『メリー・ポピンズ リターンズ』などで知られるリン=マニュエル・ミランダさんが手がけた楽曲も高い評価を獲得。

主題歌「How Far I'll Go」は公式MVが13億回以上再生され、第89回アカデミー主題歌賞にノミネートされた。

「How Far I'll Go」日本語版MV

続編である『モアナ2』は、アメリカでは11月27日に公開。前作の冒険で成長したモアナが、広い海を分断する呪いと解くために、「すべての海をつなぐ1000年にひとりの“導く者”」として、再び危険な冒険へ旅立つ。

公開中のアメリカでは、11月末の感謝祭期間に2億ドル(約300億円)以上の興行収入を記録。『アナと雪の女王2』が持っていた同期間の最高興行収入の記録を塗り替えた。

解散から10年経っても愛されるSOUL'd OUT

『モアナ2』で劇中歌の日本語訳詞を手がけるDiggy-MO'さんは、ヒップホップクルー・SOUL'd OUTの元メンバーとして知られるラッパー。

SOUL'd OUTとしては、代表曲「ウェカピポ」の公式MVが現在までに2500万回以上再生されている。

SOUL'd OUT「ウェカピポ」MV

楽曲「VOODOO KINGDOM」がアニメ映画『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』(2007年)の主題歌に起用されるなど、アニメとのタイアップも行っていた。

SOUL'd OUTは、2014年にメンバーのShinnosukeさんから脱退の申し出があり解散。

しかし、Creepy NutsのR-指定さんがファンであることを公言したり、Diggy-MO'さんの「ア アラララァ ア アァ!」という掛け声がミーム的に親しまれていたりと、現在も根強い人気を誇っている。

近年はヒプマイやバンドリに楽曲を提供

SOUL'd OUTの解散後、近年のDiggy-MO'さんはキャラクターラッププロジェクト「ヒプノシスマイク」や、メディアミックスプロジェクト「BanG Dream!」への楽曲提供を行っている。

また、アメリカのおもちゃメーカー・マテルのミニカーブランド「Hot Wheels」の公式キャラクターソングや、Netflixドラマシリーズ『iゾンビ』の劇中歌の訳詞を担当。

自身の楽曲リリースとは違った形での音楽活動を活発に行っている。

なお、日本のラッパーによる海外作品の日本語訳詞としては、2014年に上演されたミュージカル『イン・ザ・ハイツ』日本語版において、劇中音楽の歌詞翻訳をラッパー・KREVAさんが手がけた事例がある。

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