「VRChat」に年齢認証機能が導入 インスタンス参加者の年齢制限が可能に

Introducing Age Verification | Developer Update

ソーシャルVRプラットフォーム・VRChatが11月28日、年齢認証機能の導入を発表した。

今回の実装で、18歳以上と認証されたユーザーのプロフィールに特別なバッジを付与することが可能に。また、インスタンスへの参加に年齢確認を導入できるようになる。

まずは少数のユーザーに向けて導入され、段階的に対象ユーザーを拡大していく予定だという。

コミュニティからも要望されていた「年齢認証」 外部サービスとの連携で実現

年齢認証機能については、VRChatのコミュニティチームのstzさんが、YouTubeの動画「Introducing Age Verification | Developer Update」の中で発表。

stzさんは、年齢認証について「長い間実装したいと思っていた」と振り返りつつ、コミュニティからも要望されていたものだと明かした。

年齢認証には「Persona」を使用/画像はYouTubeのスクリーンショット

年齢認証は、外部サービス「Persona」を通じて導入。「Persona」は、行政発行の身分証明書とカメラを使用して認証するサービスで、RobloxやRedditなど英語圏のプラットフォームでも導入されている。

このため、VRChat側では生年月日以外の情報を取得/保存しない形となる。

「コミュニティや関係を築くには信頼が必要」

年齢確認は完全に任意。インスタンスの制作者は、年齢制限を設定することが可能になる。

動画では「ビデオゲームでは、大人が自分より若い人々と一緒にロビーにいるのは一般的」であるとしつつ「ソーシャル空間では、大人は通常、他の大人と付き合いたい」とも説明。

こうした年齢確認はXなどのSNSでも導入されており、未成年者へのゾーニングやユーザー同士のコミュニケーションの安全面でも役立てられている。

stzさんはVRChatについて「他の場所では得られない体験をするために人々と出会う場所」で「コミュニティや関係を築くには信頼が必要」とし、年齢確認は信頼の構築に役立つと語っている。

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