『SHIROBAKO』声優陣によるマンホール設置へのコメント
木村珠莉さん(宮森あおい役):
10年というすごく長い月日を超えてこうしてマンホールのデザインとして選んでいただけたことをすごく光栄に思います。『SHIROBAKO』というのがアニメ制作業界を描いたアニメなので、作ってきた皆さんの努力が報われたような気もして、そんな部分でもすごく嬉しいなって思います。
『SHIROBAKO』はテレビアニメシリーズの5年後ぐらいに劇場版も公開されたんですけど、監督たちが「アニメ業界の今を描きたい」というのをすごくおっしゃっていて、本当にその時その時の状況が切り取られているなと思っています。
キャストである私たちもアニメ制作に関わっているような感動をもらいながら作っていた作品なので、10年経ってまた今新しい現場を描いてくれないかなっていうのをちょっと思ったりもしています。
そして『SHIROBAKO』という作品は、アニメ業界を描いているものではあるんですけれども、ベースはお仕事アニメなんですよね。本当にどなたが見ても自分に落とし込めるというか、学生さんが見ても仕事ってこのようにやっていくんだな、悩みながら大人も進んでいるんだなっていうことに触れることもできますし、社会人の新人の子が見ても、中堅の人が見ても、ベテランの人が見ても、何かしら心に刺さる人物やセリフだったり、そういう状況があるアニメだと思います。繰り返し見ていただいても、新しく見ていただいても、その時々で自分の胸に刺さるシーンがある素晴らしいアニメだなと思っていますので、ぜひまだ見たことがない方にも見ていただきたいなと思います。
佳村はるかさん(安原絵麻役):
オンエア前にこの5人ですきっぷ通り商店街に遊びに行ったりだとか、放送が始まっても武蔵野市とのコラボレーションとしてナレーションをさせてもらったりだとか、いろいろイベントをさせていただきましたが、こうやって武蔵野市長や武蔵野市を盛り上げてくださっている皆様と一緒にこういった機会でそれぞれの思いを聞かせていただくことはなかなかなかったので、10年目にしてとても嬉しく思っております。
とはいえ10年前の作品なので、展開といえばやっぱりちょっとずつ少なくなってはくるんですけれども、こうやって武蔵野市さんが企画してくださったおかげで、また私たちも『SHIROBAKO』のメンバーとしてこうやって表舞台に立つことができるので、とても嬉しく思っております。
先程木村さんも言われたように、いろんな業界の方が見ても楽しめる作品だと思います。
私の父も本当にアニメを一度も見たことがないというぐらいの父だったんですけれども、やはり本当に仕事に通ずるところがあって、泣いたり笑ったり、とても楽しいと言っていたので、ぜひアニメに興味がある方も、まだアニメをあんまり見たことがないという方にも、ぜひ見てほしい作品です。
千菅春香さん(坂木しずか役):
10年前、武蔵野エリアでファンの方に向けたお渡し会をやらせていただいたり、佳村さんも言ってた通りコラボレーションという形で来させていただいたりという思い出がある中で、最近では、その時作品のファンだった方が業界に入りましたとか、自分が仕事でこういう風に役職が変わりましたみたいな話を聞くこともすごく増えました。そして自分自身も社会の中で立ち位置が変わったりっていうのもすごく感じてきて…。
そんな10周年の節目にマンホールの設置というイベントで、改めてそういう想いをお話しできる機会があることがありがたいです。
作品の中でも世代間の話が一つのトピックスとして取り上げられていたりしますが、今回のデザインマンホールがよりたくさんの方とこの作品の接点になり、そしてさらに幅広い方にご覧いただくきっかけになればいいなと思っています。
髙野麻美さん(藤堂美沙役):
『SHIROBAKO』が始まって10年、アフレコから考えるともう少し経ちますが、その10年の中で『SHIROBAKO』では放送が終わってもまた劇場版があったり、劇場版が終わっても、またその劇場版公開当時コロナ禍で叶えられなかった舞台挨拶を今年やらせていただいたりとか、何年に一度かは作品に触れる機会が私たちもあって。
また今回こういうマンホールという形に残るものが『SHIROBAKO』で増えたという喜びがすごくあります。それは本当に『SHIROBAKO』を愛してくださる方がたくさんいるからだなと、いうふうに感じられてとても嬉しいです。『SHIROBAKO』を今まで見たことがない方に対しては、本当に人生損しているような気がしますので(笑)、ぜひぜひ配信などで見ていただきたいなと思います。
大和田仁美さん(今井みどり役):
私自身何回か定期的に見直しているんですけれども。そのたびに以前はこのシーンスルーしてしまっていたけれど、今はこの何気ないシーンが刺さるとか、すごく毎回気づきが違っていて。何か今の自分における状況によって違う言葉が胸にきたり、10年間ずっと寄り添ってくれているなって思える本当に大事な作品だなと改めて思います。
どこかの土地に行くときって、何か想いとか知識とか思い出とか、そういうものがあると全然違った景色に見えるというか。武蔵野市にマンホールが設置されることで、一つ『SHIROBAKO』を思い出すきっかけになるものになるなと、すごく嬉しく思います。武蔵野市は『SHIROBAKO』の世界の中の景色がいっぱい散りばめられている場所なので、『SHIROBAKO』のキャラクターたちがいた場所がここにあると感じてほしいです。
今でも『SHIROBAKO』って本当に面白いよねって言ってくださる方がたくさんいて、自信を持ってお勧めできる作品です。テレビアニメのことよくわからない、どうやって作っているのかわからないって方に特にお勧めなのと、こういうふうに熱意を持って作られているんだよということを知って、アニメの見え方も変わってくるきっかけになる作品だと思いますので、ぜひぜひ見ていただきたいです。
©「SHIROBAKO」製作委員会 ©2020 劇場版「SHIROBAKO」製作委員会
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