研究者/メディアアーティストの落合陽一さんが、「生成AI」で、2023年の「ユーキャン新語・流行語大賞」を受賞した。
「生成AI」は、2023年に話題になった新語・流行語として、「新しい学校のリーダーズ/首振りダンス」や「蛙化現象」などとともにトップテンにランクイン。
なお、年間大賞には阪神タイガースの岡田彰布監督が優勝を指して使った「アレ(A.R.E.)」が選出されている。
同社は当時、「コンテンツやモノについてデータから学習し、それを使用して創造的かつ現実的な、まったく新しいアウトプットを生み出す機械学習手法」と説明していた(外部リンク)。
2022年にMidjourneyやStable Diffusionなどの画像生成AIが登場し、すでに話題を集めていた分野ではあるが、同年11月にOpenAI社のチャットAIボット・ChatGPTが出現すると、その注目度は一気に急上昇。
チャットAIや画像生成AI含め、2023年は生成AI関連の技術、およびその活用方法がSNSやメディアなどで取り上げられた。
筑波大学にある落合陽一さんのDigital Nature Group(デジタルネイチャー研究室)が生成AIの研究を始めたのは2017年。
落合陽一さんは「画像生成を元に人間の介在をその枠組みに入れていくような研究が流行った」と当時を振り返っている。
なお、AIという概念の起源は1950年のイギリスの数学者アラン・チューリングさんまで、AIという言葉自体は1956年のアメリカの数学者ジョン・マッカーシーさんまで遡ることができる。
また、未来学者のレイ・カーツワイルさんは「2029年にAIが人間並みの知能を備え、2045年に技術的特異点(シンギュラリティ)が来る」との予測を発表している。
「生成AI」は、2023年に話題になった新語・流行語として、「新しい学校のリーダーズ/首振りダンス」や「蛙化現象」などとともにトップテンにランクイン。
なお、年間大賞には阪神タイガースの岡田彰布監督が優勝を指して使った「アレ(A.R.E.)」が選出されている。
データから学習し新しいアウトプットを生み出す機械学習技術「生成AI」
「生成AI(ジェネレーティブAI、生成系AI)」は、アメリカのIT調査会社・Gartner社(ガートナー)が、2022年の「戦略的テクノロジのトップ・トレンド」のひとつに挙げたAI(artificial intelligence、人工知能)を活用した科学技術。同社は当時、「コンテンツやモノについてデータから学習し、それを使用して創造的かつ現実的な、まったく新しいアウトプットを生み出す機械学習手法」と説明していた(外部リンク)。
2022年にMidjourneyやStable Diffusionなどの画像生成AIが登場し、すでに話題を集めていた分野ではあるが、同年11月にOpenAI社のチャットAIボット・ChatGPTが出現すると、その注目度は一気に急上昇。
チャットAIや画像生成AI含め、2023年は生成AI関連の技術、およびその活用方法がSNSやメディアなどで取り上げられた。
2017年には生成AIの研究を始めていた落合陽一の研究室
今回、「生成AI」という言葉での受賞に際し、落合陽一さんはnote(外部リンク)を公開。 「受賞対象者はサムアルトマン(編注:OpenAI社のCEO)じゃないのか?」と自問し、担当者に確認したところ、「本賞は言葉の賞ですが、第1回目から言葉の発生源、読み人を捜すことは非常に難しい為、賞の位置づけとして、言葉に深く関わった人、団体を顕彰するとしています」との回答があったと経緯を説明している。筑波大学にある落合陽一さんのDigital Nature Group(デジタルネイチャー研究室)が生成AIの研究を始めたのは2017年。
落合陽一さんは「画像生成を元に人間の介在をその枠組みに入れていくような研究が流行った」と当時を振り返っている。
ChatGPT曰く「正確な情報を得るには、実際の資料や報道を参照することが必要です」
「生成AI」の選出理由について「新語・流行語大賞」公式サイトでは、「ChatGPTに2023年新語・流行語大賞の授賞理由を聞いてみた。その答えは『申し訳ありませんが、情報がないのでわかりません。・・・正確な情報を得るには、実際の資料や報道を参照することが必要です』」と、ユーモアを交えて説明。なお、AIという概念の起源は1950年のイギリスの数学者アラン・チューリングさんまで、AIという言葉自体は1956年のアメリカの数学者ジョン・マッカーシーさんまで遡ることができる。
また、未来学者のレイ・カーツワイルさんは「2029年にAIが人間並みの知能を備え、2045年に技術的特異点(シンギュラリティ)が来る」との予測を発表している。
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