生成系AIを利用したコンテンツにはその開示が義務付けられ、視聴者向けにはAIによって作成されたことを明示するラベルが導入される。
また、特定可能な個人を模倣した生成AIコンテンツに対しては、ユーザーやパートナーから削除要望が出せるようになる。
AIを利用したコンテンツにはラベルが表示されるように
YouTubeの発表によれば、この変更は今後数カ月にわたって実施。表示されているコンテンツがAIによる合成であることを視聴者に対して通知するアップデートが導入される。
説明パネルに追加されるラベル
同じくアーティストの歌声を模倣した生成系AIによる音楽コンテンツの削除を、レーベルなどの音楽パートナーがリクエストできる機能も導入。
削除の要望を出せるレーベルの数は数ヶ月かけて拡大していくようだ。
ビデオプレーヤーに追加されるラベル
4月から話題の続く生成系AIを利用した音声・動画コンテンツ
生成系AIに関して4月、AIによる合成によってドレイク(Drake)さんやザ・ウィークエンド(The Weeknd)さんの声に似せた楽曲がSpotifyなどに公開され話題となった。 国内でも、VTuberのおめがシスターズがAI技術を駆使したボイスチェンジャー「RVC」を利用した動画を公開。ストリーマーシーンでも8月、配信者の声を学習させたAIによる「歌ってみた」動画が注目を集めた。 こうした状況に対してYouTubeも対応。
8月には、生成系AIの音楽制作などでの適切な活用に向けたプロジェクト「YouTube Music AI Incubator」をUNIVERSAL MUSIC GROUPと共同して推進していくことを発表している。
「Dream Screen」によって生成されたコンテンツに追加されるラベル
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