ジャニーズ事務所、藤島ジュリー景子が辞任 新社長 東山紀之は芸能界引退へ

ジャニーズ事務所、藤島ジュリー景子が辞任 新社長 東山紀之は芸能界引退へ
ジャニーズ事務所、藤島ジュリー景子が辞任 新社長 東山紀之は芸能界引退へ

ジャニーズ事務所社長を辞任した藤島ジュリー景子さん/画像は5月14日に公開された謝罪動画出演時のもの。

ジャニーズ事務所が9月7日14時頃から、故・ジャニー喜多川さんによる性加害問題に関する記者会見を実施した。

性加害を事実と認定し、会見に出席した藤島ジュリー景子さん、東山紀之さん、井ノ原快彦さん(ジャニーズアイランド社長)が謝罪。

藤島ジュリー景子さんは9月5日を持って引責辞任し、新たな代表取締役社長に東山紀之さんが就任すると報告。併せて、東山紀之さんが年内をもって芸能界から引退することも発表された。

藤島ジュリー景子は代表取締役として補償に専念

なお、社長辞任後も藤島ジュリー景子さんは代表取締役として在籍する。

理由について本人が会見冒頭で、「被害者の方々に対する補償を責任を持って全うするために、当面の間、代表取締役としてとどまりますが、被害者の方々への補償・救済、そして今所属しているタレント、Jrの皆さんの心のケア以外の業務執行には関わりません」と説明している。 その後の質疑応答で、代表取締役にとどまった経緯について、会社の株を100%保有する代表取締役という立場であることが、被害者への補償等をスムーズに行う上で都合が良いと社内で判断されたと補足。

被害者への補償が進み次第、代表取締役から降りることを考えているとして、株に関しては新しい経営体制の面々と協議していくと説明した。

性加害は噂と認識「得体の知れない、触れてはいけないものという空気」

新社長に就任した東山紀之さんは、自身がメインキャスターをつとめる情報番組で社名の変更にも言及していたが、会見ではジャニーズ事務所の名称は変えないと報告。

その上で、ジャニー喜多川さんの性加害について「人類史上、最も愚かな事件」と強い言葉で批判し、自らの人生をかけて問題に取り組んでいくと表明した。 また会見では、ジャニー喜多川さんの性加害を認識していたかも問われた。東山紀之さんは噂として聞いてたものの、ジャニー喜多川さんを信じていたため「あくまでも噂と思っていた」という。

小学校6年生で事務所に入ったという井ノ原快彦さんも噂を耳にしていたが、「まずはもっと踊りがうまくなりたいという気持ちのほうが強かった」と説明。

一方で、被害者が相談できないような空気もあったと述べ、「言い訳に聞こえるが、得体の知れない、触れてはいけないものという空気は感じていた」とコメントした。

ジャニーズの芸能界やメディアへの圧力、必要なしを明言

記者からは性加害以外にも質問が及んだ。ジャニーズ事務所は2019年、元SMAP3人のテレビ出演に圧力をかけた疑いがあるとして、公正取引委員会から注意されたと報じられた。 会見では元SMAP3人の件をはじめ、JO1やBE:FIRSTの「ミュージックステーション」への出演に関してなど、ジャニーズ事務所の圧力やメディア側の忖度について言及。

東山紀之さんは「事務所が全て悪い」とし、芸能界における圧力を解除するのか、忖度は必要ないのかと問われると「もちろんです」と回答した。

井ノ原快彦さんも「(忖度のようなものを)変えようよ、というのは毎日言っている」と説明。加えて「忖度を無くしますと言っても急には無くならない」と、問題の根深さも指摘した。

再発防止特別チームは藤島ジュリー社長の辞任を提言

ジャニーズ事務所の性加害を巡っては、同社が設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」(以下、再発防止特別チーム)による調査報告書が8月29日に公開された。 報告書の中で再発防止特別チームは、ジャニー喜多川さんの性加害を事実として認定。その上で、同族経営の弊害があったとして、「ジャニーズ事務所が解体的出直しをするため」藤島ジュリー景子社長の辞任も提言していた。

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