櫻井翔、ジャニーズ性加害問題に初言及 “キャスター”としての責任を考える

櫻井翔『news zero』でのコメント全文

この件について自分の言葉で、お伝えできればと思います。

今回の件ですが、私には二つの側面があると思います。

一つは、いま問題の責任が問われている事務所に(私が)所属している、ということ。もう一つは、大きな意味では自分は、被害者側に見られうる立場に置かれている、ということです。

私にとってこの二つの側面を踏まえますと……コメントすることは難しい、と考えていました。

今もまだどの立場でどうお話できるのか、難しいのですが……お伝えしたいことの一つは「臆測で傷つく人たちがいる」ということです。

かつて同じジャニーズJr.として、同じ時間を共にしてきた大切の中には……すでにこの世界とは全く違うところで、新しい人生を歩んでいる人たちもたくさんいます。そういう人たちも含めてあらぬ臆測を呼び、今回の問題の対象となってしまうことは、何よりも避けなくてはいけない。避けたい。

そこを考えるなかで、私自身、発言すること自体がまた臆測を呼び、広げ、無関係な人々まで傷付けることにつながるのではないか、ということを恐れています。

ただです、だからこそ、ジャニーズ事務所は、話したくない人の口を無理やり開かせることなく、しっかりとプライバシーを保護した上で、どのようなことが起こっていたのかを調査してほしい。そして被害を訴える方々、ならびに本日(与野党6党に)提出された署名をした(※)皆さんの思いを重く受け止め、二度とこのような不祥事が起こらない体制を整えなければならないと思います。

最後に、あらゆる性加害は許してはならないし、絶対に起こしてはならないと考えています。

※6月5日、ジャニー喜多川前社長から性加害を受けたと訴える元ジャニーズJr.の岡本カウアン(カウアン・オカモト)さん、橋田康さん、二本樹顕理さんの3人が、約39000人分の署名を自民・立民・維新・公明・共産・国民の与野党6党に提出した。
1
2
この記事どう思う?

この記事どう思う?

ジャニーズの性加害問題と報道の在り方

関連キーフレーズ

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。