嵐・櫻井翔さんが、故・ジャニー喜多川前社長の性加害問題について、6月5日放送のニュース番組『news zero』(日本テレビ)で初めて言及した。
同番組が、月曜キャスターをつとめる櫻井翔さんではなく、メインキャスター・有働由美子さんがカメラの前に立つ形でこの問題を報じたのが5月15日。
また5月21日、少年隊・東山紀之さんが、「最年長である私が口を開くべきだと思い、後輩たちには極力待ってもらいました」と、ジャニーズ事務所の所属タレントとして初めてこの問題に触れた。
それ以降、約2週間にわたり沈黙を貫いてきた理由について、櫻井翔さんは「私自身、発言すること自体がまた臆測を呼び、広げ、無関係な人々まで傷付けることにつながるのではないか」と恐れていたことを明かした。
今、問題の責任を問われている事務所の所属タレントであり、また自身も性被害を受けたと見られうるという立場から「コメントすることは難しい、と考えていました」と説明した。
「今もまだどの立場でどうお話できるのか、難しいのですが」と前置きしつつ、伝えたいことの一つとして「臆測で傷つく人たちがいる」という点を強調。
影響力のある自分が発言することであらぬ憶測を呼び、別の人生を歩んでいる元ジャニーズJr.含む、無関係な人々を傷つけることは「何よりも避けなくてはいけない。避けたい」と考えていたことを、涙ながらに明かした。
その上で、「だからこそ、ジャニーズ事務所は、話したくない人の口を無理やり開かせることなく、しっかりとプライバシーを保護した上で、どのようなことが起こっていたのかを調査してほしい」「二度とこのような不祥事が起こらない体制を整えなければならない」と訴えかけた。
長らく国内のマスメディアが沈黙してきた故・ジャニー喜多川さんの性加害問題が、再び取り沙汰されるように(特に『news zero』でこの問題が報じられるように)なって以降、一ジャーナリストという立場から、櫻井翔さんのコメントを求める声は少なからず存在していた。
また、今回のコメントに対しても、インターネット上では「放送中に泣くのは不適切」「論点ずらしも甚だしい」「今さら」といった批判が相次いでいる。
加えて、前述の東山紀之さんの“待ってもらった”発言を巡っては、ジャニーズ事務所による報道への介入なのではないかといった論争も巻き起こった。
しかしそれでも、何を言及しても賛否両論寄せられる状態でもなお、“ジャニーズ史上初のキャスター”が、自分の言葉でこの問題に触れた。その行動そのものは評価されるべきだろう。
同番組が、月曜キャスターをつとめる櫻井翔さんではなく、メインキャスター・有働由美子さんがカメラの前に立つ形でこの問題を報じたのが5月15日。
また5月21日、少年隊・東山紀之さんが、「最年長である私が口を開くべきだと思い、後輩たちには極力待ってもらいました」と、ジャニーズ事務所の所属タレントとして初めてこの問題に触れた。
それ以降、約2週間にわたり沈黙を貫いてきた理由について、櫻井翔さんは「私自身、発言すること自体がまた臆測を呼び、広げ、無関係な人々まで傷付けることにつながるのではないか」と恐れていたことを明かした。
櫻井翔、涙ながらに「臆測で傷つく人たちがいる」
「この件について自分の言葉で、お伝えできればと思います」と切り出した櫻井翔さん。今、問題の責任を問われている事務所の所属タレントであり、また自身も性被害を受けたと見られうるという立場から「コメントすることは難しい、と考えていました」と説明した。
「今もまだどの立場でどうお話できるのか、難しいのですが」と前置きしつつ、伝えたいことの一つとして「臆測で傷つく人たちがいる」という点を強調。
影響力のある自分が発言することであらぬ憶測を呼び、別の人生を歩んでいる元ジャニーズJr.含む、無関係な人々を傷つけることは「何よりも避けなくてはいけない。避けたい」と考えていたことを、涙ながらに明かした。
その上で、「だからこそ、ジャニーズ事務所は、話したくない人の口を無理やり開かせることなく、しっかりとプライバシーを保護した上で、どのようなことが起こっていたのかを調査してほしい」「二度とこのような不祥事が起こらない体制を整えなければならない」と訴えかけた。
ジャニーズ初の“キャスター”として言及した勇気
ジャニーズ史上初となるニュースキャスターとして、2006年より報道に携わってきた櫻井翔さん。長らく国内のマスメディアが沈黙してきた故・ジャニー喜多川さんの性加害問題が、再び取り沙汰されるように(特に『news zero』でこの問題が報じられるように)なって以降、一ジャーナリストという立場から、櫻井翔さんのコメントを求める声は少なからず存在していた。
また、今回のコメントに対しても、インターネット上では「放送中に泣くのは不適切」「論点ずらしも甚だしい」「今さら」といった批判が相次いでいる。
加えて、前述の東山紀之さんの“待ってもらった”発言を巡っては、ジャニーズ事務所による報道への介入なのではないかといった論争も巻き起こった。
しかしそれでも、何を言及しても賛否両論寄せられる状態でもなお、“ジャニーズ史上初のキャスター”が、自分の言葉でこの問題に触れた。その行動そのものは評価されるべきだろう。
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