圧倒的な個性を持つアーティストたちが数多く所属するクリエイティブレーベル・KAMITSUBAKI STUDIOによる初の音楽フェス「KAMITSUBAKI FES ’23」が3月30日・31日に豊洲PITで開催された。
「シンギュラリティーのひ」と題されたDAY1では、オープニングアクトにCIELさん、メインアクトにはバーチャルシンガーグループ・V.W.Pの花譜さん、春猿火さん、ヰ世界情緒さん、幸祜さんの4人、そしてそれぞれの音楽的同位体(メンバーの声を基に開発された音声創作ソフトウェア)も全員集合。 DAY2の「カオスのひ」は、姉妹レーベル・SINSEKAI STUDIOの梓川さんがオープニングアクトを担当。メインアクトとしてカンザキイオリさん、Guianoさん、大沼パセリさん、そしてボーカル・EMAさんとコンポーザー・Misumiさんによるユニット・DUSTCELLという豪華な陣容に。
SINSEKAI STUDIOからバーチャルガールズグループ・VALIS、バーチャルシンガー・存流さんと明透さんによるユニット・Albemuth、そしてシンガーソングライター・跳亜さんも参加した。
ただでさえ激烈な個性を持つそれぞれのアーティストが一堂に会するとあって、会場の豊洲PITにはファンが集結し超満員。声出しも解禁され、ライブの醍醐味が十二分に味わえる最高の環境のもと開催された至高の音楽フェス。今回はDAY1の模様をレポートする。
【写真49点】魔女たちの祝祭「KAMITSUBAKI FES」1日目の様子 取材・文:オグマフミヤ 編集:恩田雄多 写真:小林弘輔
穏やか笑顔を浮かべながら「いよいよ待ちに待ったKAMITSUBAKIのお祭りです!」と告げて、フロアのテンションを一気に引き上げると、記念すべき1曲目は「少年漫画」を披露。
浮遊感のあるビートに乗せてどこまでも伸びゆく歌声を響かせる様は、一番手としての気負いを一切感じさせず、会場に渦巻く様々な情念を追い風に加速度的にクオリティを上げていく。 間髪入れずに「窓を開けて」へと繋ぎ、今度はクラップも煽ってオーディエンスと気持ちを通わせる。背景に広がる晴天を貫くようなストレートなロックナンバーに乗せて、この曲が主題歌となった劇場アニメ『映画大好きポンポさん』でも描かれたような、創作の苦しみと喜びを爽やかに歌い上げた。
わずか2曲ではあったが、続くレーベルメイトたちに負けじと自らの個性を発揮しつつ、満員のオーディエンスを一人残らずぶち上げて百点満点のオープニングアクトだった。
矢継ぎ早に繰り出されるライムには一切の淀みなく、胸の内で暴れまわる激情を歌声に乗せていく。ジャンプも煽ってすっかり会場を自らの空間にしてみせると、一転して深海に引きずりこまれたように青く照らされたステージの上で「潜む自信」を披露する。
荒れる息を落ち着けて一旦MCへ。今回のライブは念願の声出しが解禁されており、早くも温まりきったフロアからは歓喜の絶叫が聞こえてくる。その圧を直に感じれることが嬉しいようで、笑みを止めることができない様子の春猿火さんだった。
「シンギュラリティーのひ」と題されたDAY1では、オープニングアクトにCIELさん、メインアクトにはバーチャルシンガーグループ・V.W.Pの花譜さん、春猿火さん、ヰ世界情緒さん、幸祜さんの4人、そしてそれぞれの音楽的同位体(メンバーの声を基に開発された音声創作ソフトウェア)も全員集合。 DAY2の「カオスのひ」は、姉妹レーベル・SINSEKAI STUDIOの梓川さんがオープニングアクトを担当。メインアクトとしてカンザキイオリさん、Guianoさん、大沼パセリさん、そしてボーカル・EMAさんとコンポーザー・Misumiさんによるユニット・DUSTCELLという豪華な陣容に。
SINSEKAI STUDIOからバーチャルガールズグループ・VALIS、バーチャルシンガー・存流さんと明透さんによるユニット・Albemuth、そしてシンガーソングライター・跳亜さんも参加した。
ただでさえ激烈な個性を持つそれぞれのアーティストが一堂に会するとあって、会場の豊洲PITにはファンが集結し超満員。声出しも解禁され、ライブの醍醐味が十二分に味わえる最高の環境のもと開催された至高の音楽フェス。今回はDAY1の模様をレポートする。
【写真49点】魔女たちの祝祭「KAMITSUBAKI FES」1日目の様子 取材・文:オグマフミヤ 編集:恩田雄多 写真:小林弘輔
目次
「待ちに待ったKAMITSUBAKIのお祭りです!」
2日間にわたる祝祭。オープニングアクトとしてその先陣を切ったのはCIELさんだ。穏やか笑顔を浮かべながら「いよいよ待ちに待ったKAMITSUBAKIのお祭りです!」と告げて、フロアのテンションを一気に引き上げると、記念すべき1曲目は「少年漫画」を披露。
浮遊感のあるビートに乗せてどこまでも伸びゆく歌声を響かせる様は、一番手としての気負いを一切感じさせず、会場に渦巻く様々な情念を追い風に加速度的にクオリティを上げていく。 間髪入れずに「窓を開けて」へと繋ぎ、今度はクラップも煽ってオーディエンスと気持ちを通わせる。背景に広がる晴天を貫くようなストレートなロックナンバーに乗せて、この曲が主題歌となった劇場アニメ『映画大好きポンポさん』でも描かれたような、創作の苦しみと喜びを爽やかに歌い上げた。
わずか2曲ではあったが、続くレーベルメイトたちに負けじと自らの個性を発揮しつつ、満員のオーディエンスを一人残らずぶち上げて百点満点のオープニングアクトだった。
「昨日の僕らより熱く 生きれてりゃいいから!」
CIELさんの巻き起こした風に乗せられるまま、勢いよく飛び出したのは春猿火さん。「行くぞ豊洲PIT!」と拳を突き上げて1曲目は「自由までの距離」を投下した。矢継ぎ早に繰り出されるライムには一切の淀みなく、胸の内で暴れまわる激情を歌声に乗せていく。ジャンプも煽ってすっかり会場を自らの空間にしてみせると、一転して深海に引きずりこまれたように青く照らされたステージの上で「潜む自信」を披露する。
一つひとつの言葉に確かな思いを乗せて、満員のオーディエンスから配信で見守るファンまで含めて一人ひとりに届けるように歌を響かせる。聞く人の背中を押すように、言葉に熱を込める力は、スペシャリスト集団・KAMITSUBAKI STUDIOの中にあっても随一だ。“たった一歩だけでもいい 進める 変われているよほら
昨日の僕らより熱く 生きれてりゃいいから!”
荒れる息を落ち着けて一旦MCへ。今回のライブは念願の声出しが解禁されており、早くも温まりきったフロアからは歓喜の絶叫が聞こえてくる。その圧を直に感じれることが嬉しいようで、笑みを止めることができない様子の春猿火さんだった。
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