GoogleがチャットAI「Bard」開発中 「ChatGPT」への対抗馬か

GoogleがチャットAI「Bard」開発中 「ChatGPT」への対抗馬か
GoogleがチャットAI「Bard」開発中 「ChatGPT」への対抗馬か

UnsplashBrett Jordanが撮影した写真

米Googleが、チャットアプリケーションのための自然言語処理モデル(LaMDA)を搭載したチャット型AIサービス「Bard」を開発中であることを、現地時間2月6日に発表した。

Googleによれば、Bardは「世界中の幅広い知識と、私たちの大規模な言語モデルの力、知性、創造性を融合させる」ことを目指したサービスであり、「ウェブ上の情報を活用し、新鮮で質の高い回答を提供」するという。

今後Googleは、LaMDAの軽量モデルバージョンでリリースする予定。そのフィードバックやGoogle内部でのテストを元に、Bardの品質や安全性などを検証していくとしている。

「ChatGPT」はじめ、昨今大流行のチャットAIサービス

米OpenAIが開発した自然言語処理モデル「ChatGPT」をはじめ、昨今大流行しているチャット型AIサービス。

昨年2022年12月に「ChatGPT」のベータ版がリリースされると、その完成度の高さがIT関係者の間で話題に。

質問に対して自然な文章で答えるだけでなく、メールや記事の作成、表計算ソフトの関数やプログラミングのソースコードの生成といった応用ができることもあり、現在「ChatGPT」含む米OpenAI社製の自然言語処理モデルの様々な活用方法が考案されている。

Google CEO、開発中のAIを製品に組み込む意向

実際、今年2023年1月には、米メディアのBuzzFeedが記事コンテンツに米OpenAIの技術を活用する方針を発表していた(外部リンク)。

今回、Googleが「Bard」を発表したのも、これらの動きに追随するための対抗措置であると思われる。

チャットAIサービスのみならず、画像生成AIなどAIサービスが隆盛を見せる昨今。Googleの最高経営責任者であるサンダー・ピチャイ(Sundar Pichai)さんは、Googeleが開発中のAIを、近い将来製品に組み込む意向を示している(外部リンク)。

GAFAの一角であり、米国最大手のIT企業であるGoogle。その参入はどう影響していくのだろうか。
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