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国立天文台がTRPGを開発!? オンラインで遊んで学べる『Sandcastle』

国立天文台がTRPGを開発!? オンラインで遊んで学べる『Sandcastle』

「Sandcatsle」画像はSandcastle公式ページより

国立天文台が、研究内容などを一般にわかりやすく伝えるアウトリーチ活動の一環として、なんとファンタジーTRPG『Sandcastle』を発表した。

公式サイトでは、ルールブックとキャラクターシート、そして2本のシナリオが公開中。今後、科学を楽しむさらなるシナリオの公開が予定されている。

2023年2月現在、公開されているのは英語版のみで、日本語版は現在準備中となっている。

妙に科学だけ発達した中世ファンタジーTRPG『Sandcastle』

『Sandcastle』は、コロナ禍によって体験型学習や見学のようなアウトリーチ活動が制限されてしまったことで、より自由度が高く、オンラインで遊びながら学習できるコンテンツを目指して作成された。

ゲームとしては、『Minecraft』のような自由にゲーム内の要素を汲みかえて遊ぶことができる「サンドボックス」形式とRPGの両方を楽しめるようにというコンセプトが設定されている。 人間のほかにドワーフ、エルフ、鬼のような種族が存在し、『ダンジョンズ&ドラゴンズ』のような中世ファンタジーを意識した世界観になっているが、科学技術だけは不相応なほどに発達しているとされている。

キャラクターが習得できるスキルの中には「運動(Athletics)」や「魔法(Arcana)」に混じって「生命科学(Life Sciences)」「物理学(Physical Sciences)」「社会科学(Social Sciences)」と細分化された科学分野が並んでいる。

さらに武器や呪文も豊富に設定されていて国立天文台のつくりこみが感じられる。

実況者やVTuberも参戦し盛り上がるTRPG

TRPGは、プレイヤー同士のコミュニケーションによって物語をつくり出す遊び。

電子ゲームのようなプログラムではなく、タイトル(システム)ごとに決められたルールに従って攻撃などの判定を行うため、今回の「Sandcastle」のように世界観やルールをまとめたルールブックの形式で販売されることが多い。

日本ではその中でも特に『(新)クトゥルフ神話TRPG』を中心にYouTubeなどの動画サイトでも人気が高まっており、オンライン・オフラインを問わず多くの人がプレイしている。

バーチャルYouTuberやゲーム実況者も続々と挑戦しており、過去には映画のタイアップとして筧美和子さんや飯島寛騎さんもプレイしている。
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