「幻想的なオーロラと夜空をイメージした」というこのペンダントを制作したのは、ボロシリケイトガラス作品の制作・販売を行う雲谷(@Moya0068)さん。
海外作家がつくったボロシリケイトガラス作品を偶然インターネットで見つけた雲谷さんは、「ガラスのイメージと全く違う、どうやってつくるのかも全く想像できないような見た目や色合い」に魅了されました。
「それを人が手作業でつくっているということに無限の可能性とロマン」を感じ、自身でも制作するようになったと話します。
【画像】美しいボロシリケイトガラス作品の数々
作者「水紋が現れる原理をガラスで形どった」
──光が当たると水紋のように揺らめくのは、どういった仕組み・原理なのでしょうか?雲谷 波の動きによって水場で水紋が現れる原理をガラスで形どったという感じですかね。
ガラス細工を始めた頃に偶然できた、小さな波模様から発展させました。だから、結果が先にあって、考えてみたら「こういう事なんだろう……」という後付けみたいなものです。なんだか適当ですみません(笑)。
本物の波は水が動くのに合わせて水紋も揺らめきますが、ガラスは動かないので、動画では複数の光源を動かして水紋を揺らめかせています。
──こだわりのポイントや難しかった点などありますか?
雲谷 この作品の一番の見どころは、ハイブリッドオパールの鮮やかで幻想的な色合いだと思っています。
なので、その色合いを引き立てつつ、邪魔しないようなガラスを何パターンもつくり、ハイブリッドオパールと合わせてみて一番しっくりくるものを選定しました。
素材として使用しているハイブリッドオパールは、ハンドメイド通販サイト・minne内の「Hybrid Opal Shop」(外部リンク)が販売しています。非常に素晴らしい素材と技術であり、今回の私のつくった作品の核と言っても過言ではないものです。
あとは、金属加工の経験が浅いので、どのようにペンダントにするかも結構悩みましたね。
ハイブリッドオパールと組み合わせた水紋ガラスペンダント。
— 雲谷 :月末にminneにて新作販売予定。子猫堂様にて作品販売中。 (@Moya0068) November 12, 2022
石受けは真鍮を加工して作りました。
光が当たると青緑色の水紋がゆらめき、
ガラス内に星のような煌めきが瞬きます。
幻想的なオーロラと夜空のイメージです。
だいぶ時間がかかっちゃったけど、ようやくリリースできそう。
(*´꒳`*) pic.twitter.com/jO69IOmjh1
虹色の輝きを放つ「導きの聖石 アルクトゥルス」も
──「今後販売を予定している」とのことですが、販売はいつ頃の予定でしょうか?雲谷 11月末に少数販売する予定でしたが、非常に多くの反響をいただいけたので、その後も随時制作・販売しようと思っています。
──これまで手がけられた作品の中で、一番お気に入りのものを教えて下さい。
雲谷 最近では、宝石型にカットした虹色の輝きを放つ「導きの聖石 アルクトゥルス」シリーズですね。こちらもご好評いただいており、私自身とても気に入っております。 小さい頃から宝石が大好きで、でも当然簡単に手に入るわけもなく……。それを今自分の手でつくれるということで、ある意味夢が叶ったような感覚なのかもしれません。
大変ありがたいことにその多くがお客様とご縁をいただけることが多く、その反面手元にはほとんど残らないので、時折哀愁を感じることがありますね。大切に育てた娘がお嫁に行ってしまった的な……(笑)。
【画像】美しいボロシリケイトガラス作品の数々
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