サン宝石、クラファンが早くも目標達成 再建への挑戦にファンから支援

サン宝石、クラファンが早くも目標達成 再建への挑戦にファンから支援
サン宝石、クラファンが早くも目標達成 再建への挑戦にファンから支援

サン宝石のクラウドファンディング

POPなポイントを3行で

  • サン宝石がクラウドファンディング開始
  • 目標金額の170%達成、500万以上が集まる
  • 新型コロナで民事再生、ファンの声受け
民事再生手続きを開始したアクセサリー/雑貨メーカー・サン宝石が、10月6日10時から再建に向けたクラウドファンディングをスタートした。期間は10月31日(日)まで。

「すべての少女・かつての少女たちに夢を届け続けるためサン宝石を再建したい!」と題して、プラットフォーム・Kibidango(きびだんご)を利用して実施中だ。

目標金額は300万円に設定されているが、記事執筆時点ですでに目標の170%となる500万円以上の支援が集まっているほか、一部のプランには売り切れも発生している。

※以下、画像はすべてサン宝石のクラウドファンディングページより

みんなが夢中になったサン宝石

株式会社サン宝石
サン宝石は1967年創業(会社設立は1979年)。1970年から子ども向け雑誌に広告を出して通信販売を展開。女子小中学生を中心に人気を博していた。

2002年から直営店・ファンシーポケットを全国44店舗展開し、2010年誕生のオリジナルキャラクター「ほっぺちゃん」もヒット。

オリジナルキャラクター・ほっぺちゃん

しかし近年は100円ショップなど雑貨系の同業他社との競合により売り上げが低迷。直営店を順次閉鎖してインターネットでの販売へ事業を移していった。

そうした中で、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で収益悪化による資金繰りが限界に達したため、8月に民事再生法の適用を申請していた。

再建へ「なんとかここで踏ん張りたい」

民事再生手続き開始が報じられると、SNS上では少女時代にサン宝石を利用していた人、今も利用しているファンから多くの応援メッセージが寄せられた。

応援や励ましの声に応える形で実施が決まったクラウドファンディングでは、500円のオリジナル待ち受け画像から、シリアルナンバー入りのメモリアルカードがもらえる30万円のプランまで、様々なリターン(支援に対する返礼品)が用意されている。

カタログ

その中でも、過去に販売した商品や未発売のサンプルアイテムをセットにした詰め合わせパックは、好評につき売り切れ。早くも追加で同じ内容のプランが追加された。

また、かつてバイブルのように雑誌の広告を何度も見返していた人にとっては、過去のカタログが手に入れられるプランもうれしい返礼品だ。

プロジェクトページには「なんとしてもサン宝石を続けてこれからも子どもたちに夢を与え続けたい!」「土壇場で失敗の許されない状況ですが、なんとかここで踏ん張り皆さんのお力を借りて再建していきたいと思います」と、再建への思いがつづられている。

夢中になった作品たち

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