ソーシャルVRプラットフォーム・VRChatの同時接続ユーザー数が、2026年1月1日に最多記録を更新していたことが明らかになった。
VRChatのコミュニティ責任者・tupperさんによれば、この日の同時接続数のピークは、アメリカ中部標準時に148,886人を記録(外部リンク)。これまでの過去最高記録136,744人を突破したとXで報告している。
なお、tupperさんはBlueskyの投稿によると、具体的な数値は出せないものの日本地域でも大きな記録を出しているとのこと。また、参考記録として最近の“通常の週末”における最大同時接続数のピークが約12万~12.5万人であることも明かしている(外部リンク)。
日本での知名度と注目度も上昇を続けるVRChat
VRChatはアメリカのVRChat inc.が運営するソーシャルプラットフォーム。
PCだけでなく、VRヘッドセットを併用してアクセスできるのが特徴で、ユーザーは自由に切り替えられるアバターをまとい、様々なワールド(3D空間)を訪問し、世界各国の人々と交流できる。
日本でも根強いコミュニティが存在し、2024年にはストリーマーのスタンミ(スタンミじゃぱん)さんが配信で紹介したことで、知名度が急上昇。新規ユーザーが数多く流入した。
2025年10月にはiOS版/Android版が正式リリース。日本人になじみ深いiPhoneからもアクセス可能となった。
同年12月には、日本初となるVRChat公式ビジネスカンファレンス「VRChat Japan Business Experience 2025」も開催。日本のVRChat文化圏/ビジネス圏への注目度もまた上昇しつつある。
なぜ年始にVRChatに? 要因はニューイヤーイベント
VRChatでは、年末年始にニューイヤーイベントが開催される。
基本的には毎年、ニューヨーク・タイムズスクエアがモデルのVRChat公式ワールド「VRC NYE」が公開され、コミュニティから募集したポスターなどが掲出され、公募映像もワールド内で放映。
VRChat公式のニューイヤー記念ワールド「VRC NYE 2026」/筆者撮影
一年の総決算ともいえるワールドで、大勢で年越しの瞬間を迎えることができる。
こうしたイベントの存在と、多くの人が休暇を迎える時期も相まって、年末年始のVRChatは一年で最も多くの人がアクセスする日となる傾向がある。今回の最多同時接続ユーザー数の記録更新には、こうした背景が大きく影響している。
ユーザー主導の年越しも盛ん 特別演出つきワールドに人が殺到
一方で、運営公式ではない、ユーザー主導の年越しイベントも盛んだ。日本語圏も例外ではなく、様々な年越しイベントが企画されている。
VRChatワールド「Gion Street - 祇園通り日本」/筆者撮影
京都・祇園通りがモチーフの「Gion Street - 祇園通り日本」など、年越しの瞬間に特別な演出が組み込まれるワールドも少なくなく、多くのユーザーがこぞって現地を訪れ、年越しを迎える風習が根付いている。
日本時間2026年1月1日に筆者が撮影した、VRChat内のワールドの同時接続数の様子
筆者も2025年から2026年の年越しの瞬間は「Gion Street - 祇園通り日本」で迎えたが、筆者の観測範囲ではこのワールドだけで3.5万人近い同時接続数を記録していた。
上記数値を参考値とした上での推測だが、その他の年越しイベントも存在したことを踏まえると、日本地域だけでも4~5万人がVRChatで年越しを迎えた可能性は十分に考えられる。iOS版がより浸透していけば、来年はさらなる記録更新も起こり得るだろう。
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