漫画『遊☆戯☆王』作者の高橋和希さんが死去

漫画『遊☆戯☆王』作者の高橋和希さんが死去
漫画『遊☆戯☆王』作者の高橋和希さんが死去

『 遊☆戯☆王 』第1巻/画像はAmazonより

漫画『遊☆戯☆王』の作者・高橋和希さんが、沖縄県名護市の沖合で亡くなったことをNHKニュースが報じた(外部リンク)。

報道によれば、海上保安署と警察は死亡するまでのいきさつを詳しく調べているという。

『遊☆戯☆王』原作者・高橋和希さん

高橋和希さんは1980年代より漫画家デビュー。1986年、テレビアニメ『剛Q超児イッキマン』のコミカライズ版を高橋かずお名義で発表する。

1996年にペンネームを高橋和希に変え、『週刊少年ジャンプ』で自身の代表作となる『遊☆戯☆王』の連載を開始。

アメコミやグラフィックデザインの影響を感じさせる独自の筆致や、主人公の武藤遊戯が古代エジプトより伝わる闇のアイテム「千年パズル」の謎を解くことで別人格を心に宿しながら"闇のゲーム"で宿敵に挑んでいく様などが好評を博し、TVアニメ化。

特に作中に登場するTCG(トレーディングカードゲーム)「マジック&ウィザーズ」が子どもを中心に絶大な支持を得ることとなり、『遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ』(遊戯王OCG)として商品化。

『遊戯王OCG』は現在に至るまで、国内TCGのトップタイトルの一つとして知られ、日本にTCG文化を広めた立役者であるともいえる。2009年にはギネス・ワールド・レコーズに「世界で最も販売枚数の多いトレーディングカードゲーム」として認定されている。

高橋和希さん自身は『遊☆戯☆王』の連載終了以降、漫画を執筆する機会は減っていたが、近年は読み切りや短期集中連載を行うなど、徐々に活動を再開しはじめていた。

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