ウクライナ侵攻でe-Sportsに波紋 『Apex』大会延期や選手の安否確認

ウクライナ侵攻でe-Sportsに波紋 『Apex』大会延期や選手の安否確認
ウクライナ侵攻でe-Sportsに波紋 『Apex』大会延期や選手の安否確認

『Apex Legends』

POPなポイントを3行で

  • ウクライナ軍事侵攻でe-Sports界に波紋
  • 『Apex』『VALORANT』の大会が延期に
  • ZETA DIVISIONは在住選手の安否を確認
ウクライナに対するロシアの軍事侵攻によって、ゲームや映画など、カルチャーにも大きな波紋が広がっている。

一部のプロゲーミングチームでは、ウクライナ在住選手の安否確認、『Apex Legends』や『VAROLANT』といった大型タイトルでは大会の一時停止・延期が発表。

2月24日には田素弘さんの漫画『紛争でしたら八田まで』のウクライナ関連のエピソードが無料公開され反響を集めたばかりだが、侵攻の余波は今後も続いていきそうだ。

FPSの海外大会が延期、ウクライナ在住選手の安保確認

e-Sports分野では、プロゲーミングチーム・ZETA DIVISIONは、『Apex』部門に所属しているウクライナ在住の選手・9impulseさん、Sunsetさん、taskmast33rさんの安否を確認。Twitterで、現時点で身の安全が確保されていることを報告した。

しかし、予断を許さない状況のため、引き続き選手たちの安否を定期的に確認しつつ、状況を注視するとしている。

9impulseさん、Sunsetさん、taskmast33rさん/画像はZETA DIVISION公式サイトより

バトルロイアルFPS『Apex Legends』は、世界大会「Apex Legends Global Series(ALGS)」を一時停止すると発表(外部リンク)。再開時期については未定となっている。

また、FPS『VAROLANT』も、オンライン大会「VALORANT Champions Tour 2022 Europe Stage 1 Challengers」の3周目を延期にすると発表している(外部リンク)。

そのほか、各国のe-Sportsチームがアイコンをウクライナの国旗カラーに変更するなど、影響は現在進行形で広がっている。

ウクライナ拠点のゲーム作家が未完成で作品リリース

ウクライナに拠点を置くインディーゲーム作家・Marginal actさんは、『クトゥルフ神話』を題材にしたシミュレーションゲーム『Cthulhu pub』の早期リリースを発表。

理由としてロシアの軍事侵攻を受け先行きが不透明になったことを挙げており、Marginal actさんはTwitterで開発の協力を呼びかけている。

ハリウッド俳優がドキュメンタリー撮影、ロシア映画連合は政府批判

映画業界では、米メディア『ニューズウィーク(Newsweak)』が、ハリウッド俳優/映画監督のショーン・ペン(Sean Penn)さんが、ウクライナでドキュメンタリーを撮影しているとを報じた(外部リンク)。

ほかにも、ロシアの映画撮影監督・映画ギルド連合「КиноСоюз(キノソユーズ)」が、ウクライナへの軍事侵攻の即時中止を求める声明を発表している(外部リンク)。

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