オンラインゲーム『League of Legends』(LoL)の世界大会「2025 League of Legends World Championship」(通称・Worlds 2025)が11月9日、中国・成都で決勝戦を迎えた。
決勝では、韓国の強豪チーム・T1が同じく韓国のKT Rolsterを3-2で下し、史上初となるWorlds3連覇を達成。前身のSK Telecom T1時代を含めても前人未踏の記録であり、その名を再び『LoL』の歴史に刻んだ。
『LoL』往年のライバルが激突した「Worlds 2025」
「Worlds 2025」の決勝は、韓国リーグ「LCK」を代表する2チームによる「Telecom War」。韓国の通信系スポンサーを母体とし、往年のライバル関係でもある両チームが相まみえた。
今回の世界大会では、同一シリーズ内で使用済みチャンピオン(操作キャラクター)が、以降の試合で使用禁止となる新ルール「Fearless Draft」が採用された。次第に使えるチャンピオンが限られていくため、従来よりも柔軟な戦略と修正力が求められた。
決勝戦では第1ゲーム、KTが先攻するもののT1が逆転し勝利。それでも見事な修正を見せたKTが2連勝で逆転して王手をかけた。しかし第4、第5ゲームではT1が立て直し、最終的に3-2で3連覇を成し遂げた。
MVPには、特に最終試合でチームの勝利を決定づけたADCのGumayusi選手が選出された。
際立つ「LCK」の活躍 韓国勢が4年連続で世界王者に
T1の中心に立つFaker選手は、これで自身6度目の世界制覇。2013年のデビュー以来、『LoL』やeスポーツの象徴的人物として君臨し続けており、T1との選手契約を2029年まで延長したことでも話題となった。
また、2連覇後のT1にトップレーナーとして加入したDoran選手も、プレッシャーのかかる中でチームに貢献した。
優勝トロフィーを囲むT1のメンバー/画像は公式Xより
今回のT1の優勝により、「LCK」地域は4年連続で世界王者を輩出。中国「LPL」、欧州「LEC」といった他地域の挑戦を退け、韓国勢の支配力を改めて示した格好だ。
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