韓国のプロゲーミングチーム・T1が5月6日、『League of Legends』部門に所属しているFaker選手の写真が、政治活動に無断使用された件について声明を発表した。
Faker選手の写真については、韓国の「国民の力」党の大統領候補であるキム・ムンス(金文洙)さんが、彼の写真を大統領選のキャンペーンに無断で使用し、批判を集めていた。
T1は声明で「Fakerはいかなる政治的な立場、政党、キャンペーンとも一切関係がありません」と強調している。
BTSと並び、韓国の五大国宝とも称されるT1・Faker選手
Faker選手は、選手生命が短いと言われる『League of Legends(LoL)』において12年以上、強豪地域である韓国の競技シーンで活躍。
T1の『LoL』部門は、2023年と2024年に世界大会「Worlds」で2連覇を達成。Faker選手は2024年決勝のMVPに輝きチームを牽引。
T1のエースプレイヤーとして「The Unkillable Demon King(不死身の大魔王)」のあだ名でも知られ、韓国では、BTSなどと並び五大国宝に数えられるなど『LoL』だけでなく、e-Sportsの象徴的な存在として活躍し続けている。
大統領候補、Faker選手のポーズや発言も引用
キム・ムンスさんは5月5日、facebookに自身の写真とFaker選手の写真を並べて投稿。
一連の投稿でキム・ムンスさんは、Faker選手が大会で披露してアイコンともなった、口の前で人差し指を立てるポーズや彼の発言を引用したと報じられている(外部リンク)。
こうした投稿を受けて5月6日、T1は「この投稿が選手に影響を与えないよう、削除に向けて対応を進めております」と声明を発表。キム・ムンスさん側も5月7日には投稿を削除している。

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