名目は新型コロナウイルス感染症の対策である。
東京都が10代から30代を対象に行ったアンケートでは、2021年に入ってから「路上飲み・公園飲み」をしたことがある人は10.5%で、1割を超えている。
しかし、高田馬場駅前広場は、もちろん路上飲みだけで利用されていたわけではない。「バカみたいだよ」という街の人の声もあった。
学生の溜まり場
広場を封鎖したところで「別の場所に行くだけ」と意にも介していない様子だった。
学生はタチが悪い…だけど
「学生はタチが悪い。彼らも悪い」とする一方で、「だけど(広場は)閉めない方がいい」と行政はやり過ぎであるとコメント。
広場の閉鎖には反対のスタンスであることを明かした。
早稲田生と同じく、広場を閉鎖したところで、路上飲み対策として効果的ではないと断言。
むしろ、近くの小さな公園が路上飲みスポットになることを危惧し、子供がかわいそうだと嘆いていた。
道端で吸おうかな、申し訳ないけど
この広場には喫煙所も併設されている。もちろん喫煙所にも、現在は立ち入ることができない。閉鎖を知らなかったという2組の女性は、広場の喫煙所を利用するつもりだったという。
駅前で唯一の喫煙スポットが閉鎖され、喫煙者たちは果たして喫煙を諦めるだろうか。
閉鎖された喫煙所の周り、もしくは道端でタバコを吸う人々の姿を見たことはないだろうか。
喫煙所がなくなれば、喫煙者は外にあふれる。
アルコールにも、同じことが言えることだろう。飲食できるお店がなくなれば、広場にあふれる。広場が閉鎖されれば、路上にあふれる。
国民が抱える感情
さらにはオリンピック開催まで控え、緊張は高まる一方だ。
鬱屈を抱えた市民の感情は、路上に垂れ流されている。
コロナ禍で揺れるストリート
1件のコメント
匿名ハッコウくん(ID:4484)
乖離