小説家の古川日出男さんが、初のルポルタージュ『ゼロエフ』(講談社)を3月1日(月)に刊行する。
2021年はついに東日本大震災から10年。故郷・福島の被災地を360キロ歩き、見て、話し、古川日出男さんは何を考えたのか。
2005年『LOVE』で三島由紀夫賞、2015年『女たち三百人の裏切りの書』で野間文芸新人賞、読売文学賞をそれぞれ受賞。
ガブリエル・ガルシア=マルケスさんやホルヘ・ルイス・ボルヘスさんなどの、ラテンアメリカ文学の土着的かつ幻想的なエッセンスを感じさせる「マジックリアリズム」に通ずる骨太な作風によって、現代日本文学界を代表する作家の一人に数えられるほか、音楽ライブや朗読劇、脚本執筆など、小説家の枠にはまらない活動も見せる。
また、2021年には著書『平家物語 犬王の巻』を原作とした劇場アニメーション作品『犬王』の公開も控えている(監督は湯浅政明さん)。
震災から10年が経ち、世界的な災害となっている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の隆盛もあって、「復興」の象徴と目されていた東京五輪の開催も危ぶまれている。そんな中、被災地を巡った古川さんが感じとったものとは。
2021年はついに東日本大震災から10年。故郷・福島の被災地を360キロ歩き、見て、話し、古川日出男さんは何を考えたのか。
異能の作家・古川日出男
古川日出男さんは1966年、福島県郡山市生まれ。1998年に『13』で小説家デビューし、2001年『アラビアの夜の種族』で日本推理作家協会賞及び日本SF大賞を受賞。2005年『LOVE』で三島由紀夫賞、2015年『女たち三百人の裏切りの書』で野間文芸新人賞、読売文学賞をそれぞれ受賞。
ガブリエル・ガルシア=マルケスさんやホルヘ・ルイス・ボルヘスさんなどの、ラテンアメリカ文学の土着的かつ幻想的なエッセンスを感じさせる「マジックリアリズム」に通ずる骨太な作風によって、現代日本文学界を代表する作家の一人に数えられるほか、音楽ライブや朗読劇、脚本執筆など、小説家の枠にはまらない活動も見せる。
また、2021年には著書『平家物語 犬王の巻』を原作とした劇場アニメーション作品『犬王』の公開も控えている(監督は湯浅政明さん)。
被災した故郷・福島を見つめたルポ『ゼロエフ』
古川日出男さんは、東日本大震災の発生以降、福島出身の作家として積極的に言葉を紡いできた。震災から10年が経ち、世界的な災害となっている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の隆盛もあって、「復興」の象徴と目されていた東京五輪の開催も危ぶまれている。そんな中、被災地を巡った古川さんが感じとったものとは。
文学・文芸の記事もあります
この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント