その公開を2022年5月28日(土)に控え、松本大洋さんによる未公開の原案イラストを、KAI-YOU.netで独占公開する。
猿楽の一座に生まれた異形の子・犬王と、平家の呪いで盲目になった琵琶法師の少年・友魚(ともな)。ともに、それぞれ幼少期から少し成長した姿となる。 解禁となっている松本大洋による原案イラスト(他5点)を見る
『平家物語』に続き古川日出男とサイエンスSARUがおくる『犬王』
湯浅政明さんが立ち上げたアニメ制作会社・サイエンスSARUがおくる、室町の知られざる実在の能楽師=ポップスター・犬王と友魚から生まれた時を超えた物語『犬王』。同じくサイエンスSARUによるアニメ『平家物語』の原作者でもある小説家・古川日出男さんによる『平家物語 犬王の巻』を原作としている。
『犬王』も、同じ時代を舞台に、バンド・女王蜂のアヴちゃん演じる犬王や森山未來さん演じる友魚による物語が紡がれる。
湯浅政明「僕はいつも松本さんと仕事がしたいと思っていたんです」
フランス最古の漫画関連イベント・第49回アングレーム国際漫画祭が3月17日から20日にかけて開催。『犬王』プレミア上映では、約400人の観客の前でフランス初披露され、上映終了と同時に大きな拍手が巻き起こった。
上映後には、湯浅政明さんが登壇。『犬王』制作のきっかけについて話す場面もあった。
また、漫画家である松本大洋さんとのタッグ実現についても言及。原作の小説のお話自体も面白かったのですが、古川さんが『平家物語 犬王の巻』の前に『平家物語』の現代語訳を書かれていたんです。源氏に負けて消えていった平家の話を、琵琶法師たちが伝えて現代に残っているのが『平家物語』。その、平家の話を伝えた琵琶法師や能楽師の話も歴史上消えていってしまった。これを古川さんが小説にして、我々がさらにアニメにするのが面白いと思ったんです。第49回アングレーム国際漫画祭 湯浅政明トークイベント「マンガが動き出す時」より
「原作の表紙を描かれていたこともありますが、僕はいつも松本さんと仕事がしたいと思っていたんです」とラブコール。
フランスでも人気の高い『鉄コン筋クリート』や『Sunny』といった作品を手掛ける松本大洋さん起用の話に、集まったファンたちも聞き入っていた。『犬王』に必要な、リアルなテイストと存在感、人間の奥深い印象、伸びやかなフォルム、それでいてひょうきんな感じも混ぜて描いて頂ける松本さんのデザインが、作品にも、自分の感性にも合うと思いました。同上
一方で、本作で描かれる犬王と友魚の関係は、監督と松本大洋のようだと言われ、湯浅政明さんは「大きな意味では松本さんは同じ方向を向いていると感じていますが、僕は松本さんのことが大好きなのですごく緊張するんです。松本さんも気遣ってくれていました」と笑顔で応じた。
最後には「今後もっとガッツリと二人で作品を作れたらいいなと思います」と、期待を持たせる発言も飛び出した。
『犬王』入場者特典は冊子「犬王お伽草子」
『犬王』の第一弾入場者特典も発表された。キャラクター原案を担当した松本大洋さんによるキャラクターデザイン画に加えて、古川日出男さんが特別に書きおろした『犬王』の世界観を堪能できる冊子「犬王お伽草子」が限定配布される。
\ 配布決定/
— 【公式】劇場アニメーション『犬王』5/28(土)公開 (@inuoh_anime) May 17, 2022
第一弾入場者プレゼント🎁
⚡原作 #古川日出男
書きおろし文章
⚡キャラクター原案 #松本大洋
初解禁含むキャラクターデザイン画
蛇腹冊子「犬王お伽草子」
『#犬王』公開初日5/28より限定配布🐶🐟
本編をさらに堪能できる特別冊子📗
ぜひ皆様のお手元に👏
※特典は無くなり次第終了 pic.twitter.com/sjgXmd3E7X
名作を創りだすクリエイター
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