松本大洋
まつもとたいよう
松本大洋とは1967年10月25日生まれ・東京都出身の漫画家。和光大学文学部芸術学科中退。
1987年デビュー。代表作は『花男』『鉄コン筋クリート』『ピンポン』『ナンバーファイブ 吾』『sunny』等。スポーツや闘いを題材に、男の持つ美学や世界観を独特のタッチで表現している。
曽利文彦監督・窪塚洋介主演映画『ピンポン』豊田利晃監督・松田龍平主演映画『青い春』アニメ映画『鉄コン筋クリート』アニメ『ピンポン THE ANIMATION』等で作品が映像化もされている。
松本大洋とは
松本大洋とは1967年10月25日生まれ・東京都出身の漫画家。和光大学文学部芸術学科中退。
1987年デビュー。初期には講談社モーニングで活動するも人気が出ず、小学館ビッグコミックスピリッツに移って以降評価を受けるようになった。代表作に『花男』『鉄コン筋クリート』『ピンポン』『ナンバーファイブ 吾』等。スポーツや闘いを題材に、男の持つ美学や世界観を独特のタッチで表現している。
プロフィール・生い立ち・エピソード等
- 小学校から高校までは、サッカー部に所属するスポーツ少年だった。小学校時代に、親と暮らせない子供たちの施設で過ごしている。
- 作品ではスポーツを扱った作品が多く、いずれゴルフ漫画を執筆したいと語っている。
- インタビュー以外でメディアに露出することは極めて稀であるが、STRAIGHTの帯では本人の姿を確認することが出来る。
- パソコンなどの電子機器は所有していないが、電子書籍には興味があると語っている。
- 尾田栄一郎曰く「『ピンポン』を読んだ時、ああ、天才っているんだと驚きました」ということ。
COMIC CUE vo.3では『ドラえもん』というタイトルで、ドラえもんのような柄をした猫が登場する漫画を描いている。 - 朝日新聞の広告特集「ARASHI meets MANGA」で嵐・二宮和也の似顔絵イラストを描いている。
- 妻は漫画家の冬野さほ。
バイオグラフィー
1987年、『それゆけファウルズ』がモーニング パーティ増刊に掲載。また、『STRAIGHT』が四季賞準入選を受賞し月刊アフタヌーン増刊号に掲載され、漫画家としてデビューを飾る。受賞をきっかけにすぐに大学を辞め、アフタヌーンシーズン増刊他で短編作品を発表したのち、1988年よりモーニングにて野球を題材にした作品『STRAIGHT』を連載。しかし単行本2巻までで打ち切りとなる。
その後、1年ほどの空白期間を経て小学館から声がかかり、担当編集者に話を通した後に移籍。
ビッグコミックスピリッツに1990年より『ZERO』、1991年より『花男』、1993年より『鉄コン筋クリート』、1997年より『ピンポン』を連載。また、『鉄コン筋クリート』終了後、劇団黒テントからの依頼で上演用の漫画作品花を執筆。2000年にも同劇団に戯曲「メザスヒカリノサキニアルモノ若しくはパラダイス」を提供、この作品は2001年の岸田國士戯曲賞候補となった。
ピンポンから3年を経た2001年、長編描き下ろし作品『GOGOモンスター』を刊行。1998年11月から2000年9月まで約2年を費やして450ページが描かれ、祖父江慎のデザインによる箱入りハードカバーで刊行された。この作品で2001年、第30回日本漫画家協会賞特別賞を受賞。
2001年11月より、小学館からの新雑誌スピリッツ増刊 IKKI(後に独立して月刊IKKIとなる)の看板作家として『ナンバーファイブ 吾』を連載。のちのIKKI編集長江上英樹はIKKIに松本を起用したことについて、「『ガロ』が白土三平、『COM』が手塚治虫を擁したのと同じ意味合いで、彼の存在は、この増刊号に不可欠なものと言えた」と振り返っている。
2006年、和光大学漫画研究会の先輩であり、デビュー以来しばしば松本のアシスタントもしていた永福一成を原作者とする時代劇作品『竹光侍』をビッグコミックスピリッツにて連載開始。同作品で2007年に第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を、2011年に第15回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した。
2010年12月から、月刊IKKIにて最新作『sunny』の連載が始まった。著者の実体験をベースに描かれており、「少年期の落とし前となるような大事な作品」と語られる1作である。
作品の映像化・アニメ化
映画『ピンポン』
映画『青い春』
オリジナルビデオ『リボルバー 青い春』
アニメ映画『鉄コン筋クリート』
監督:マイケル・アリアス、主題歌:ASIAN KUNG-FU GENERATION『或る街の群青』
アニメ『ピンポン THE ANIMATION』
監督:湯浅政明
その他の作品
作品集
- 青い春 -松本大洋短編集-
- 日本の兄弟
- 花/メザスヒカリノサキニアルモノ若しくはパラダイス
画集
- 100
- 101
その他
- エレファントカシマシのカバーアルバム『花男』ジャケットイラスト
- キリンジの単行本『自棄っぱちオプティミスト』表紙イラスト
- 糸井重里の文庫本『ボールのようなことば。』装画
- 谷川俊太郎の絵本『かないくん』イラスト
2014年、パルコミュージアムで原画展「かないくん展」が開催された。
主なグッズ
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松本大洋全作品Tシャツ化プロジェクト
松本大洋作品9タイトルから、松本大洋本人・当時の編集担当・アニメ『ピンポン』を手がけた湯浅政明監督が選んだシーンのTシャツを購入できた。なお決められたページから、自分で好きなページを選べる企画も期間限定で設けられていた。 -
ユニクロとコラボしたUT
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カプセルトイ「フィギュアストラップ」
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ピンポンiPhoneケース
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ピンポンLINEスタンプ
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