キャストには主演をつとめる電脳少女シロさんのほか、花京院ちえりさん、神楽すずさん、カルロ・ピノさん、もこ田めめめさん、ヤマト イオリさんら人気VTuberが集結。
解禁された予告編では、電脳少女シロさんが普段の雰囲気とは打って変わってシリアスな演技を披露。不穏な空気漂う映像に仕上がっている。
映画は9月19日(土)から池袋HUMAXシネマズと109シネマズ大阪エキスポシティで公開。
予告編にあわせて電脳少女シロさんとプロデューサーの宮川宗生さんから、見どころについてコメントが届いている。
電脳少女シロ主演、映画『白爪草』
キャスト全員がVTuberのサスペンス映画として、ファンだけでなくエンターテインメント業界からも注目される『白爪草』。コロナ禍でエンタメの延期・中止が相次ぐ中、楽しめるコンテンツを提供するというコンセプトのもと、収録撮影以外のほとんどをリモートワークに代えて制作。
完全書き下ろしの「ワンシチュエーションサスペンス」で、一つの舞台を中心に、サスペンスが展開。制作・配給はホリプロが担当する。収益の一部はエンタメ業界へ寄付される。
主演および主題歌は電脳少女シロさん。レギュラー番組「超人女子戦士ガリベンガーV」(テレビ朝日)にも出演する人気VTuberは、双子の主人公という難しい役柄を、一人二役で演じ分ける。
劣るとされる感情表現、電脳少女シロは自信
電脳少女シロさんは『白爪草』の見どころについて、「VTuberによる『シリアスなサスペンスを作品として成立させた』という点」とコメント。サスペンスというジャンルにおける、人間の役者の繊細な演技の必要に言及しつつ、「VTuberは、感情表現において、人間の表情筋からなる繊細な表情に劣るとの指摘を受けてきました」と説明する。 その上で、「本作は、VTuber特有のシリアスな表現の難しさを、制作側が理解し、演出において配慮することで、サスペンスとして違和感なく成立させています」と自信を見せる。
「また、観客の感受性を刺激したかと思えば、受け手に解釈を委ねてくれる、至高の演出がところどころに散りばめられています」と魅力を語り、「私自身も映像を拝見して、心が動いたほどの、“新しいVTuberの見せ方”をぜひ体感してみてほしいです!」と締め括った。
演技において避けられない感情表現について、人間に劣るとされていたと自ら語る電脳少女シロさん。彼女が自信を見せるシリアス表現は、『白爪草』を鑑賞する上でも大きな注目ポイントになりそうだ。
電脳少女シロ、宮川宗生Pの見どころコメント
【電脳少女シロコメント】
VTuberによる「シリアスなサスペンスを作品として成立させた」という点です。通常、サスペンスというジャンルにおいて、人間の役者さんは、表情から仕草の1つ1つにおけるまで、繊細な演技を必要とされているように思います。
一方VTuberは、感情表現において、人間の表情筋からなる繊細な表情に劣るとの指摘を受けてきました。本作は、VTuber特有のシリアスな表現の難しさを、制作側が理解し、演出において配慮することで、サスペンスとして違和感なく成立させています。
また、観客の感受性を刺激したかと思えば、受け手に解釈を委ねてくれる、至高の演出がところどころに散りばめられています。映像美と刺激的な脚本。両者が遺憾なく混ざり合い、新感覚のVTuber作品として登場しました。私自身も映像を拝見して、心が動いたほどの、“新しいVTuberの見せ方”をぜひ体感してみてほしいです!
(c)映画「白爪草」 製作委員会【プロデューサー・宮川宗生コメント】
やはり何と言っても主演のシロさんだと思います。今まで百戦錬磨、様々な番組やイベント等に、ご出演されてきたシロさんですが「映画主演」としてはデビュー作となります。しかもいきなり、『一人二役』という高いハードルにも関わらず、ご本人は何よりもこの企画自体に感激し、懸命に現場に挑んで下さりました。初めてシロさんとお話しをさせてもらった際に、この企画に対する想いを感極まりながら、お話して下さりました。そんなシロさんが真摯に向き合ったこの作品を、是非とも一人でも多くの方々にご覧になっていただきたいと思います。
感情表現の難しさを超えていく
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作品情報
映画『白爪草』
- 公開日
- 2020年9月19日(土)
- 池袋HUMAXシネマズ、109 シネマズ大阪エキスポシティにて公開
- キャスト
- 妹【白椿 蒼(あお)】:電脳少女シロ
- 姉【白椿 紅(べに)】:電脳少女シロ
- 声の出演:もこ田めめめ/カルロ・ピノ/花京院ちえり/神楽すず/ヤマト イオリ
- 制作・配給
- 株式会社ホリプロ
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