海外でも人気を博しているカラオケサービスにバーチャルアバター要素を加えた「エモカラ」。楽曲はエクシングの「JOYSOUND」が提供している。
本格的なカラオケ機能の実装、なおかつスマホさえあれば誰でもできるというハードルの低さに、埋もれていた新たなスターが誕生するかもしれない。
新たなポジションを築くMirrativの面白さ
Mirrativは、スマホ1つで誰でも簡単にゲーム配信・生配信ができる、スマホ画面共有型ライブ配信プラットフォーム。2015年にサービスを開始して、2018年にはVTuberのように配信ができる機能「エモモ」を提供開始。すでに数十万人以上がアバターを身にまとった状態でライブ配信を行なっている。
プラットフォームとして100万人以上の配信者を有するだけでなく、アクティブユーザーの約20%が配信を行うという双方向性の高さからもその人気がうかがえる。
カラオケ同様に歌詞も出る「エモカラ」
そんなMirrativが次に目をつけたのがカラオケだ。「エモモ」の機能でバーチャルアバター化した配信者がJOYSOUNDの楽曲を使って思い思いのカラオケを配信することができる。「エモカラ」ではユーザーが配信中、画面右側にあるカラオケボタンから楽曲を検索・選択。楽曲がスタートすると照明が暗転して、カラオケ同様に歌詞がなぞられていく。 画面ではマイクを持ったアバターがリズムにあわせてステップを踏んだり、歌にあわせて動いたり。対して視聴者はオリジナルの紙吹雪を贈ったり、コメントやギフトでカラオケを盛り上げることができる。
盛り上がっているカラオケサービス市場
中国のカラオケアプリは今ものすごい盛り上がっていて、各社、特に大手サブスクを運営している母体がサービスローンチしている場合が多い。それでいうと一位の「全民K歌」はtensent運営なので音楽の版権はすべてQQmusicから。
— なつよ (@chinshonatsuyo) 2019年1月22日
(歌われた分だけ事務所に、個人に利益が還元されているかは不明)続) pic.twitter.com/MYUQW9JJ6f
カラオケは店舗に行って楽しむものという考えは年々変わってきているかもしれない。中国マーケティングにおける企業からの相談を受けるなど、現地の事情に精通するなつよさんは、自身のTwitterで海外、特に中国ではカラオケアプリの人気に言及。音声だけも可能、映像つける場合はもちろん美化可能。エコーや音程などいじりまくれる。機能まじ多い:ラップコンテスト、演歌、アカペラ、アニソン
— なつよ (@chinshonatsuyo) 2019年1月22日
オンライン合唱、リクエスト、ライブなどあげたらキリがない。
しかも人気の出たカラオケ王はアプリ内で簡単にアルバム作れて販売可能。 続) pic.twitter.com/r9FsugqWLa
それによると、人気の出たユーザーはアプリ内で簡単にアルバムを作成、販売することができる。加えて、配信に関しても投げ銭機能がついているので、歌が上手ければアプリ内でお金を稼げる仕組みが出来上がっているという。
また、最近では世界的なゲーム配信プラットフォーム・Twitchが、カラオケ配信サービス「Twitch Sings」を発表したばかり(外部リンク)。
海外でのカラオケ配信サービスが盛り上がりを見せる中で、どのサービスがユーザーからの支持を得るのか、注目していきたい。
カラオケはもはや家でやるもの?
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